Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2005年11月13日(日) |
おざけんファンは『渋谷毅・武田和命クヮルテット/オールド・フォークス』を聴かなければね。 |
小沢健二の童話「うさぎ!」を批評的に読むひとはおおいのかもしれない。
おざけんファンは『渋谷毅・武田和命クヮルテット/オールド・フォークス』■を聴かなければね。 言うまでもなく『球体の奏でる音楽』でおざけんとトリオを組んだ渋谷毅(ピアノ)、川端民生(ベース)。
“せいめいのねつ”というのは、こういう演奏のこと。
強烈な演奏でも、技巧的なものでも、歴史に残るジャズでもない。 この空気があり、瞬間ごとの時間を味わいあう交歓、今日のこの場を共有していること。 ほのぼのとした幸福感に浸るような能天気なオジサンたちではない。
仕事を終えてかじかんだ手の3日前の切り傷のかさぶたをさすりながらこぶしにちからを入れてみるかんじ。とか。
人生の見え方を変える一枚だと思う。ジャズだから言葉は入っていないので、うまくたどりつくように遠足に出かけるような気持ちで聴いてね。
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