Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年10月06日(水) 近藤譲

“米、北朝鮮人権法成立へ 拉致解決、援助の条件 議会通過” (10月5日東京新聞夕刊トップ)
“三菱自元社長が無罪主張 クラッチ欠陥「情報聞いてない」” (10月6日東京新聞夕刊トップ)

近藤譲のコンサートを聴いてレポートを書く仕事があって、無意味に張り切っていたら、都内名門女子高の制服を着た女の子を万引きで捕獲してしまって、あんなことをしたりこんなことをしたり、していたので、ついに近藤譲の肉声とコンサートを聴くことができなかった。
近藤譲よりもその女子高生の肉声のほうが良かったという説、これはわたしの中の十二使徒の四番目が主張しているに過ぎないのだが、あまりにかわいかったので、つい、行くところまでイッてしまった、いわゆる家庭裁判所であるが、彼女がバキッとルージュのパッケージを開けた音は、そのまま、彼女が人生を踏み外した音でもあった、で、それに匹敵した音を同日同時刻にサントリーホールに近藤譲は出現させることができたのか、という天秤する疑問。
近藤譲が若き天才として登場した頃、日本現代音楽シーンは最高に権威があったものである。「きゃー、ジョー!」と軽薄なノリではなかったものの、ジョーという名はガクトやハイドなみにカッコ良かったものであり、近藤譲の奥さんは現代音楽の近藤の名の価値をわきまえた良家の子女であったろう。
かようのごとく近藤譲には良家の子女の天秤がつねに残響している。
で、昨夜は、素晴らしかったそうである。
近藤譲の音楽というと、電子音楽の作品の記憶が強いのだけれど、オーケストラの作品は聴きたかったなあ・・・。

あやちゃんの編集CDR(10・4日記参照)更新との情報>
レニーニ、って、ほんと、すごいねー!知らんかったです。

『七つの子 野口雨情作品集』(2CD)を聴く。
過激だ。このわたしがあぶら汗を流して聴いてしまうほどに、スゴい演奏・歌唱である。オーネット・コールマンとの出会いを想起する。
すごい古い録音で、少女の快活で素朴な歌唱に過ぎない、のである、が、ものすごい前衛に聴こえる。ううあの『うたううあ』も児戯に聴こえさえする。

あれ?今は10月8日の朝です。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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