Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年01月01日(木) |
J−WAVEは反グローバリズムであることを認識・ピーター・バラカンのサイト |
徹夜して。年越しそば、煮込みうどん、たまごごはん、で、これ書いて寝ます。うーん、寝正月。
朝まで生テレビ。あいかわらず姜尚中がステキ。日本共産党の穀田恵二が和服で出演していた佇まいにちょっと感慨。日本(語)的マルキシズム、とか、アジアの緩やかな連帯(アメリカとユーロに対抗する)、ネオ大東亜共栄圏、は、そんなにだめ? 韓国での日本語表現の放映についてさらに緩和されているニュースや、韓国語を勉強している綾戸智絵(ジャズ・ブルーズ・ゴスペルのシンガー)の姿、がリアルに想起される。
ずっと思っていることだけど、共産主義という名前、は、そろそろヴァージョン・アップして、新しいネーミングにならないものか。エコロジカルな要素を加えて、とかさ。マルクスの時代には環境問題なかったんだし。この”イズム”によって殺められたひとびと、殺めたひとびと、を思うと、いまいちどリセットとヴァージョン・アップされててしかるべき21世紀であってほしいと思う。
今年最初の音楽は、午前5時半過ぎのJ−WAVEでかかったポリスの「Every Breath You Take」でした。なぜにか大沢誉志幸の「そしてぼくは途方に暮れる」が耳に流れるし。20年前へタイムトリップ、の、この実感。
こないだ「デヴィッド・シルヴィアンはグローバリゼーションに加担する」なんてのを書きました。 これは思想家ジジェクの物言いにひっかけて、じつは逆のことを示唆したかった、というのがあります。
J−WAVEで、こないだの朝、グローバリズムについて、その問題点を提起するようなナレーションが語られていたけども、単にサウンドのセンスがいい放送局ではなさそうです。
元旦でもあり、このネタにもっとも相応しいCDを紹介しておきます。 ピーター・バラカンのサイト(peter barakan's BROKEN RECORDS)で購入したのですが、その紹介文を引用しておきます。
(以下、引用) このちょっと変わったタイトルが指すのはGovernments Accountable to Society and Citizens = Democracy、つまり「社会と個々の市民に対して責任がとれる政府こそ民主主義なり」といったことですが、馴染みの薄い名前が多いにもかかわらずかなり聴き応えがある面白い内容です。2枚組のコンピレーションで、出演者全員がタダ働きをしているようですが、売り上げは大企業によるグローバリゼーションの弊害についての意識向上のために活動を続ける人たちを支持するのに使われるとのことです。Ani Difranco, Bruce Cockburn, Gil Scott-Heron, Michael Franti など、活動家としての顔を持っている人たちに加え、Olu DaraやBill Frisellの名前を見つけて僕はこの作品に対する最初の好奇心が湧きました。特にフリゼルの未発表ライヴによるマーヴィン・ゲイの名曲What's Going Onのカヴァーは彼のファンなら聴きたくなるものでしょう。(ピーター・バラカン)
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