昨日私は本当に珍しいことに1日中本を読んでいました。 鷺沢萠を3冊半。←さすがに眠くて読みながら寝てしまったので「半」^^; 友達に「鷺沢萠っていいよ。読んでみなよ。」と言われたんです。 もちろんその友達は、私が本を読まないことをよ〜く知っているのに、です。 でもすごく私のことをわかってくれていて信頼している友達なので その人がわざわざ私にそう言うんだから読んでみようと思って よくわからないまま古本屋の100円文庫を4冊買ってきました。 どんな本書く人かわからないんだからとりあえず1冊にすればいいものを(笑)。 読んでいくと、「あ〜自分もこういうことよく考えるよな〜」ってことが結構あって それをなんとも言えない素敵な言葉で表現したり、的確に理論的な言葉を使って説明したり。 こうやって思ってることをきちんと表現できるのっていいな〜って心から思いました。 言葉を操るっていうのかな。 ちょっとでもそういう才能があれば、私も思ったことをもう少し上手に伝えられるのに。←無理無理^^; そんなことを考えながらむさぼり読みました。 友達の言ったとおりかなりハマってしまって、今日は違う古本屋に行って7冊買ってきた(爆) それぐらい鷺沢萠の言葉に引き込まれてしまったんだよね。
言葉の力ってすごいなって思い知らされた昨日。 そして今朝。とくダネ見てたらS.E.N.S.の生演奏があるっていうんで 今日は朝からテレビにくぎづけでした。 あすなろのBGMとかでもなじみのあるユニットだよね。 すごく好きでCDも何枚か持ってるんだけど生で見るのは初めて。 そのインタビューの中での、 以前はシンガーソングライターだったという勝木さんの言葉はすごく印象に残りました。 多分忘れられない言葉になるだろうな。 シンガーソングライターからインストの世界に変わったのは何故?という質問に 「詩や音域に縛られないで自分の気持ちを表現したかったから」と。 言葉で表現することの難しさを感じている今日このごろだっただけに・・・ 言葉のない世界で自分を表現するっていうのが 私にとっては思いもつかない発想の転換でした。 歌を聞くにしても、私はわりと詩から入るタイプなので 「言葉に縛られる」っていう発想自体が驚きだったんだけど、 そう言われてみればそうだよね。 無理にメロディーに詩を乗っけようとすると言葉の制約もあるし メロディーやリズムとのバランスも考えなくちゃならなくなる。 ストレートに感動を表現する手段として、必ずしも言葉が必要なわけじゃないんだよね。 その話の後で聞いたS.E.N.S.の音楽は感動的で 本当に言葉なんかいらないんだな〜って思えました。 聞いていたら何故か涙がぽろぽろ出てきちゃった。
鷺沢萠にしてもS.E.N.S.にしても、自分を表現する手段を持ってる人ってうらやましい。 ちょっとばかし自分の思ってることを書くのに臆病になってる私が 言葉について深〜〜〜く考えた2日間でありました。 そしてこの2日で、鷺沢萠とS.E.N.S.に出会えたことはすごい宝物になると思います。
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