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アロマな生活 |
2001年08月13日(月)→→→不思議な男 白い服を着た大きな男が 突然目の前に立っていました 見知らぬ私に彼はとっても優しくて 「どうして?」 「何故なの?」 と聞く私にただ微笑むだけで 幸せをたくさん運んで来てくれたのです いつの間にか好きになっていました そして、ずっと一緒にいたいと思ったのです 一緒にいられる時間は 明日も 明後日も その次の日も 続くと信じていました でも現れた時と同じに別れも突然だったのです メッセージを伝えるだけ伝えると 別れの時間だと告げました 『別れ』と言う響きは私を悲しみで包み込み 涙の波に身体はのまれてしまったのです 「僕の役目は終わったんだ」 「これから先は独りで歩いてゆけるよね?」 「え?」 「無理よ!」 「何もできない」 「あなたの隣にずっと居たいの」 「あなたが居ないと目の前は真っ暗だわ」 「大丈夫だよ」 「僕は君にライトを渡したはずだよ」 「ほら!」 眩しい光が私の歩く道を照らした時 その光りの中に私は見たのです 彼の背中に生えている翼を 彼は天使だったのです 暗い道をさまよう私を助ける為に降りて来た天使 天使は人間と恋ができません そう、恋してはいけない相手だったのです 天へ向かう彼に対して 大きな声で言いました 「私の前に現れてくれてありがとう」 |