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アロマな生活















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2001年04月19日(木)→→→夜桜

大好きなあの人と桜を見られるなんて思ってもみなかったわ
いつも「綺麗♪」と心揺らされていた桜はもうすっかり緑になっていた
「桜もお終いね」「また来年。。。」せつない言葉が口からもれていた
突然嬉しいことってやってくるものね
わくわく&どきどきは一本の電話から始まったわ
「今から会えるかなぁ?」
この言葉、ずっとずっと聞きたかった
聞いた途端心臓が止まりそうだったわ
わたしの口から出る言葉はただ「うん」「うん」「うん」だった
やって来る!もうすぐやって来る!顔はにやけてしまう
でも、家族には怪しまれない様にしなくては!
そう思うばかりに余計ハチャメチャな会話が・・・
そして怪しまれた。。。
「着いたよ」
「今行く」
エレベーターを待ちながら、
一体どこに着いたのか聞いてなかったことに気付いたわ
でも「まぁいっか!」と有頂天のわたしがそこにはいたの
ドアの向こうにあの人が立っている そんな気がしてならなかったのだ
姿を見つけたら走り寄って抱きついてしまおう!なんて考えながら
下る下る下る・・・異様に長く感じるエレベーター内
あの人「まだかまだか」そんな顔をしているように見えたわ
あぁ会いたかった!
慌てて出て来たわたしは薄着だった
そんなことを感じさせないくらいあの人は温かかった
「温かいね」
「・・・」
「・・・」
話したいことは沢山あるはずなのに、
もう2人には言葉は必要ではなかった
ただただ隣に居れたらそれで充分だったの
公園へ行ったの
まだそこにはぴんく色が見えた 緑にほぼ占領された桜
ベンチに腰掛けて甘い言葉を囁く
”夜間の会話禁止!!”と滑り台脇にはり紙してあった
「愛のことばはいいのよね?」
「このまま時間が止まればいいのに」
でも容赦なくお別れの時間はやってきて
それを知らせる為なのかさくらがハラハラハラリと舞った
「さようなら」
言いたくないことばをわたしの代わりに言ってくれたようだった
あの人の肩越しに見たあの赤い星はなんて星だろう?







りんご

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