クサナギツヨシの不思議を探して〜ひろりん独り言〜
ツヨシ出演番組・映画・雑誌などなど…への、私的感想を書き綴っています。
ネタバレな部分も充分アリアリですので、ご注意下さいまし…。

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2009年08月06日(木)  本日で満7年目。

8月6日は、
エンピツ日記を書き始めて ちょうど7年デス!!
わぁ〜いっ!!  パチパチパチ!!

途中で何度も 現実逃避? し、
休止したりしながら、
艱難辛苦紆余曲折 ありましたが(←ホントかよっ?!)、
何とか満7年を迎えることが出来ました。

これもひとえに、こんな拙い日記でも読んでくださる方がいらっしゃって、
そして、その素材である クサナギツヨシ が、
一瞬たりとも輝きをなくさないで、
日々是精進し、成長進化し続けてくれているからです。



私もツヨシを見習って、
周りに感謝の気持ち忘れずに、
頑張って生きていこ〜っ!!
えい えい おーっ! 

    

今日の 「任侠ヘルパー」 も 良かったです。

まだ母親とは知らない さくら を、
零次に連れられて、りこと一緒に 病院へ訪ね、
その母を見た時の、一瞬の表情がいい。

激しいシーンだけではなく、
細かい表情とか、良く表現されていると思います。

「オレとオヤジを捨ててった母親だよ アイツは!」
「くそったれ!」


感情を露にし病室を出て廊下を足早に歩く後姿、
チョーカッケェ〜ッ!!

その後、さくらが 小澤と同じ部屋で世話をしたいと
タイヨウにやってくる。

勝手とはいえ、彦一の顔が早く見たいという
そういう母の気持ちがあったのではないかしら。

弱いさくらだからこそ、
彦一の姿を見ることによって、
もう一度やり直す力が出ると思ったのではないかしら。

屋上(?)で 洗濯物を干して椅子に座り休むさくら。
すると,そのガラス扉を1枚隔てた場所へ
タバコを吸うため彦一がやってくる。

その姿をじっと見守るさくら。
彦一は気づかない。
彦一を呼びに来た りこ だけが気づく。

切ないけど、良いシーンですよね。
こういう言葉は無いけど気持ちが伝わるシーン、好きです。

あと、タイヨウの寮での6人の食事シーン、
これが何げに大好きですねぇ。
皆、少しずつだけど心を通わせ、
言葉にしなくても、
お互いがお互いを心配しているのが分かる。

こういう時に、
六車さんの言葉が結構効いてるんですよね。

それと 五郎の愛すべきボケ、イイなぁ。
笑えるよ。
この人、彦一にどれくらい ド突かれてるんでしょうね。

交流会の練習を見にきた小澤とさくら、
そのさくらに向かって
「オレと話してぇのかよ?あぁ?
 何話すっていうんだよ?
 言ってみろよ、おら!」


さくらに感情をぶつけるシーン、
感情の爆発っぷりがスゴいですよね?!

皆が全力で止めに入るのに、
皆、ぶっ飛ばされちゃう、 スゴいパワー!!

「オレを捨てて、
 どんだけ楽しい人生送ってきたか、
 聞かせろよ!」


母親に ひっぱたかれ、タイヨウから出て行く彦一に
「アニキィ〜ッ!!」 と 追いすがるも
振り払われる涼太。

切ないなぁ。
でも涼太は彦一が好きなんだよね。


海岸で彦一がタバコを吸っていると、
そこへ晶が来て話します。

「断ち切ることなんかできないの」
「どんなにこじれても、親子は親子だから … 」
と。

タイヨウへ戻ってきて小澤の部屋へ行くも
扉を開けるのを躊躇う彦一。

すると中で、さくらが突然倒れる。
晴菜が看護師が居ないと告げると、
彦一は、さくらをおぶって病院まで必死で走る。
医者は過労だと告げる。

目を覚ましたさくらは、
「28年間ずっと謝りたかった」 と 話す。
そして、 「ありがとう、彦一」 とも。

ズルいよなぁ、こう言われてしまったら、
これ以上、何も言えないよね。

母は要らないと言いながら、
実のところ、ずっと母を求めていたんだから。


タイヨウへ戻り、小澤にさくらの無事を告げると、
小澤は彦一にトイレへの介助を頼む。

介助してもらいながら、
小澤が彦一の背中をギュッと掴むと、
「 … 何だよ?」 と彦一。
(↑このときの表情がツボなんですよね。)

「立派に育たれて何よりです。
 お母さんを奪ったこと申し訳ないと思っております。
 これから、さくらを … 」
と 小澤。

そこまで話すと、スッと立ち上がり扉を閉める彦一。
やはり許しては貰えないのか … と、小澤が俯くと、
扉の向こう側から 彦一の声が、

「ありがとうございます。
 おふくろ … おふくろを支えてくれて。
 これからもよろしくお願いします … 」


胸のつかえが取れるように、
搾り出すように。

巧い。

確かに巧いけれど、こういう時に、
技術だけで演じないのがクサナギツヨシの本領。

「父帰る」 で、父を許した賢一郎、
「瞼の母」 で、母を許した忠太郎。

なんか重なるんですよね。

大抵の子供は、
親の愛を当たり前のように普通に受け 大人になる。

それを受けられなかった子供が、
それでも親を許す気持ち。

愛されなかったからこそ、
より一層、その愛を求めてきた。
なのに、結局、許すんですよね?!
それが血の繋がりなんでしょうかね。

その切なさを、その慟哭を、
見事に演じきっているように思います。


ベテランの俳優さんと
毎回 ガッツリ芝居させてもらえることも、
とても有り難いコトだなぁと思います。

なぁんか、このドラマが始まってから
ますます ツヨシ、スゲェなぁ … って、
改めて、そう思うことが良くあります。

人の良さそうな柔らかい笑顔とか、
バラエティでの ほやらぁ〜 としたムードとか、
そのくせ 自分の役割を理解し、空気を読んで、
ボケやオチを忘れないツヨシ。

そんなツヨシと 彦一、
同じ人とは思えないようで、
でも間違いなく同じ人なんだという確信もあり、
ワクワクするような不思議な感覚 を 憶えます。

このドラマを見ることが出来て
本当に良かったよねぇ。

最後に、タイヨウの寮で、
彦一の桜吹雪を見てクスッと笑う りこ。
彦一「何だよ?」  
りこ「おふくろさんの名前も“さくら”だなって思って … 」

皆が納得したように見ると、
照れたように 彦一は
「関係ねぇよ、んなもん!」 と言って部屋に入る。

最後にクスッとさせてくれる、
後味の良い終わり方。

少しずつ、丁寧に、
感情の変化を描いてくれている脚本が嬉しいですね。
 
 
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