今日・明日は職場の旅行。 とはいえ、私の部署は人数が少ないので、5人での旅行です。 オマケに幹事の独断で、現地集合&現地解散です。 現地集合は旅館、それも夕方なので、 実質は1日目の夕食からスタートって感じです。
そして、今回のメイン・イベントは、その夕食の店なのです!! 奮発して、 木屋町にある 「露庵菊乃井」 という店に行きました。 「菊乃井」 は 高台寺あたりに本店があり、 料理界の風雲児、日本一の板前などと言われている 村田吉弘さんのお店です。
村田さんは、若い頃は家業の日本料理ではなく、 なぜかフランス料理の勉強がしたくてフランスへ渡ったりされたそうで、 名古屋の料亭「か茂免」などでも修行されたことがあるそうです。
ここでは、以前にお昼の時雨弁当というのを食べたことがあり、 お昼のお弁当でも、その手をかけた料理ひとつひとつに スゴく感動したんですよ。 お店の対応も 文句のつけようが無いくらい素晴らしく、 私達のような一見さんにも 分け隔てなく、 親切で丁寧な料理の説明 をしてくださいます。
料理に対する想いとか、愛が感じられる お店なんです。 チョー感じイイんですよぉ〜っ!!
お昼のお弁当は手頃なのですが、夜はそこそこのお値段なので、 泊まる場所を片泊まりの宿にして 宿泊代を抑え、 その分を全てドーッと夕食代につぎ込みました。 (あぁ小市民。)
そうはいっても、いわゆる「吉兆」だの 「たん熊」だの「中村屋」だのの老舗に比べれば、 木屋町という立地条件の割には良心的な店だと思いますヨ。 それに、なんと言っても料理に大満足するんです。
和食で感動するコトって意外と少ないんですよね。 豪華に盛られている割りに味は無難だったり、 なんか普通だよね〜?! … ということが多くて。
でもね、「菊乃井」は絶対に感動します!! 間違い無いっすよ〜っ!!
そんな「菊乃井」の話は後でするとして、 (こんなに語っておいて、後なのかよ〜っ!!) 現地集合するまでに行った、様々な職人の店について。
鋏とか 紙とか 和雑貨とか 扇とか、イロイロ見て回ったのですが、 イチバン長居したのは 風呂敷の店、 「京都掛札」 でした。
奥さんが なかなか口が達者な方で、 柄の意味から風呂敷の使い方、結び方の基本など、 キッチリ手取り足取り(足は取らないか)、ご享受いただきました。 (風呂敷を作ってらっしゃるのは息子さんのようです。) 風呂敷は何げにブームでして、若者も、それもオトコの人も、 結構いろんな使い方をしてらっしゃるんですよね?! このときも、お店には入れ替わり立ち代わり、若者も多く来ていましたよ。
奥さん曰く、 「今、フランスでも 風呂敷が大ブレイクしてるんですよ〜っ!!」 って。 それこそ、 リアルMIJ ですねぇ〜っ!!  私が買ったのは 「青海波(せいがいは)」 というもの。 白い壁にタペストリーのように飾るのも良いかなぁ … などと思ったり。 結んでバッグ代わりにすると、こんな感じデス。 → → →
その後、 「イノダコーヒー」 本店で コーヒーブレイク。 (すぐ近くに三条店もあります。) あぁ〜、やっぱ美味しいのよネェ〜、イノダのコーヒーは。 でも、私がイチバン好きなのは、やはり清水店です。
清水の喧騒の中にあって、 あのイノダコーヒーの店内は静かでマッタリしているのです。 店員さんの応対も素晴らしいし。

そんな訳で (どんな訳や)、夕食の「露庵菊乃井」。 それぞれの料理の名前は覚えきれませんでした。 仲居さんが料理を出してくれて部屋を出られてから写真を撮るのに精一杯で。 と言うより、食べるのに一生懸命で。
すべて、メッチャ美味しかったですよ〜っ!! 実は初めに 「ナマコのきんこ蒸し」 が有ったのですが、 あまりの美味しさに驚いて、写真を撮り忘れました。 その後の料理も全て大満足だったのですが、 何しろ一品目は忘れてしまいました … 残念。
とにかく、生まれて初めてナマコが美味しいって 思ったかも知れません。 柔らかく蒸されたナマコは、フンワリ、シットリ、出汁の味も素晴らしく、 温かい料理が胃に優しく染み入りましたよ。
また仲居さんがイイ感じでぇ〜、 料理の説明も、食べる時のコツも教えてくださったりして。 (嬉)
■八寸
 ■向付 天然平目、天然車海老のお造り
 ■鮪と辛味大根
 ■蓋物 ふぐ
 ■焼物 マナガツオ南蛮焼き、アンキモ
 ■ 海老出汁のスープ
 ■(忘れた)
 ■ すっぽん
 ■ 小柱の炊き込みご飯
 ■ イチゴのデザート(激ウマ)
 ■ お抹茶と和三盆の和菓子

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