クサナギツヨシの不思議を探して〜ひろりん独り言〜
ツヨシ出演番組・映画・雑誌などなど…への、私的感想を書き綴っています。
ネタバレな部分も充分アリアリですので、ご注意下さいまし…。

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2005年03月05日(土)  映倫の話から …

今日の「スマステ4」は、ハンソッキュ氏主演映画の検閲の話から、映倫の話へ…。
一緒くたには出来ないと話だと思いますが、両方とも興味の有る内容でした。
表現の自由を妨げてもイケナイと思いますが、
何でもかんでもダダ漏れになるのもどうかな? … とも思います。
作る側に確固たる意図が有って作られたものばかりとは限りませんから…。
でも、はてしなく判断が難しい問題 ではありますよねぇ?!

映画に限らず、今はニュース映像もインターネットで流されてしまい、
コレ 見せてもエエんかい? と 思う部分まで見せられてしまう危険性も有るし…。
どこかでブレーキを掛けなければいけないのでは? … とも思います。
週刊誌などの記事でもそうです。
メディアの表現の自由という領域を出てしまう内容も有りますからネェ。

ズ〜ッと以前の深夜に、何とな〜くTVを“ながら見”していたことがあるのですが、
その時にチャウシェスク大統領のインタヴュー、続けて処刑シーンが流されたのです。
ビックリしました。
しばし状況がつかめず呆然としてしまいました。
事実を伝えるというコトも必要かもしれませんが、 何だか釈然としない気持ち
その夜は眠れなくなってしまったのを覚えています。

或る日、喫茶店で のほほ〜ん と女性週刊誌を見ていたとき、何気なくページをめくると
いきなりイラクで焼け焦げにされたアメリカ兵の写真と記事を目の当たりにしました。
慌ててページを繰りました。
見たくなかった。
事実から目を背けてはいけないのかもしれませんが、やはり見たくなかった。
何故、見せたのか? … と言いたい気持ちになった。

もう20年くらい前の映画になると思いますが、
内田裕也さんが 理想は高いが口下手で嫌われ者のTVリポーター を演じた
「コミック雑誌なんかいらない」 という作品がありました。
確か脚本も内田さんが手がけていたように記憶していますが…。

私は公開当時に見たわけではなく、随分後になってレンタルビデオで借りて見たのですが、逮捕直前の三浦和義氏、日航ジャンボ機の墜落、そして豊田商事会長刺殺事件など、様々な事件を扱っているという理由から、当初は公開劇場が中々決まらなかったと聞きます。

内田裕也さんが、何故?この映画を作ったかというと、豊田商事会長刺殺事件の一部始終をTVのワイドショーが平然と録画、放映していたのを見て、「何故だ?」と釈然としない気持ちを持ったそうなんですね。
私も、この時のワイドショー映像は良く覚えています。
その時の私の気持ちは、チャウシェスク大統領処刑シーンやイラク兵士の記事を見せられた時と同じような気持ちだったのです。

内田裕也さんは、普段、そのビジュアルから「不思議な人だなぁ」と思っていたのですが、
その映画を作ろうと思った気持ちは私と同じだったのではないか? … と思ったのです。
映画の出来が良いか悪いかはさておき、マスコミがタレ流す情報の過剰と欠乏を描いているという点では非常に興味深い作品ではあります。

報道で事実を伝えるということは大切な事で、間違いなく必要なことだと思います。
例えば、戦場で命がけで取材・記録している人たちは、決して興味本位な気持ちではないし、本当に命がけなのですから … 。

でも、 報道と言う名の元に 何でもありではない!! ような気がするのです。
どこまでなら良いのか?どこからはイケナイのか?
その線引きは非常に難しいとは思いますが … 。

 = =

私が大好きな(もう解散してしまいましたが)The Yellowmonkey の 吉井和哉さんの「JAM」という曲が有るのですが、その歌詞の中に

外国で飛行機が堕ちました
ニュースキャスターはうれしそうに
「乗客に日本人はいませんでした」
「いませんでした」
「いませんでした」
僕はなにを思えばいいんだろう
僕はなんていえばいいんだろう


というような一節が有るのですが、
この詞も、私のその時の気持ちに少し近いモノが有るような気がするのです。

どんな悲惨な事件でも、日本人が犠牲にならなければ良かったのか?
そこに知人や家族が居る人に対して、日本人の被害者が居ないことを伝えることは
ニュースとしては確かに必要なのコトだと思う。
でも、そういう報道って 何か違うんじゃないか? … と、
心のどこかに(ほんの少しの)引っ掛かり を 残すのです。
そんな私の気持ちを代弁してくれているような気がして、吉井さんの歌詞は大好きです。
彼の詞は、野卑で下品な言葉も多いかもしれないけれど、
凄く繊細でデリケートな感性 に溢れていると思うんですよねぇ。

あぁ … 何だか話がずれてきていますね。 (失笑)

報道も映画も何でもありって訳ではなく、制作側が しっかりしたポリシーを持つべきで、
でも、大衆や 特にまだ感受性が豊かで考え方も固まっていない子供に与える影響を考えれば、映倫がR指定を決めるのは必要なことだと思います。
(報道には倫理協議会や審査規程は無いんですけどネ。)
ただ、どういう人たちが決めているのか?
公正な基準に基づき判断をしているのか? … などは、知りたいとは思いますね。

それとハンソッキュ主演映画の検閲とは全く別モノですよねぇ?!
国が口を出すのは何か違うって思います。

あ、ツヨシのドラマに 手を加えるのもね…。
全く別モノですよねぇ?! ぶちぶち…。
(また話がズレてるよん。)






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