クサナギツヨシの不思議を探して~ひろりん独り言~
ツヨシ出演番組・映画・雑誌などなど…への、私的感想を書き綴っています。
ネタバレな部分も充分アリアリですので、ご注意下さいまし…。

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2004年12月28日(火)  綱吉くん、良かったんじゃなぁ~い?!

今日は仕事納め。
気の置けないお友達と忘年会で、帰ってきたのは深夜0時少し前。
それから、ワイドショー&「綱吉」鑑賞。
…すげぇ、自分っ!! (←自画自賛。)

今日は年末時代劇のナマ番宣は有りませんでしたねぇ~。
「いいとも」では、勝村エリックがナマ番宣してくれてました。
ありがとう~っ!!
きっとツヨシは他の仕事が有ったんですね。
スケジュールが空いていれば、ナマ番宣、出ないはず無いですもんね?! … 多分。

「徳川綱吉イヌと呼ばれた男」 (イヌとは呼ばれてないけど…)、
予想に反して(ゴメン)、とても面白かった。
ウン、 良かったんじゃなぁ~い?!     


まぁ賛否両論有るやも知れませんが、それを承知の上での脚本でしょうし、ひとつのドラマとして面白かったし、役者陣も良かった と 思います。
史実の解釈って、ホントに角度や見方を変えたら 全く違ってくる。
その面白さが良く表現されていたと思います。
それが時代劇の面白さ、神髄かも知れませんね?!

余りに美談として伝えられ過ぎている「忠臣蔵」
…それが こういう描き方をされたコトって、今までにも有ったのでしょうか?!
ちょっと ヤラれた~っ!! って感じです。
時代劇に限らず、「やられたら やりかえす」、「殺されたら殺す」というのは 間違っている。
「名誉」という大義名分のために人を殺すのは 間違っている。
それは、きっと 誰でも、理屈では解っていることなのでしょう。
「でも、やらなければならない」、「やめた方がいいのか?」、「どうしたらいいのか?」 という葛藤、それが良く描かれていて面白かった。

「To be or Not to be」 ですね。
時代の波の中で、本当に多くの葛藤が有ったのでしょう。
いつの時代にも、誰にでも 有ったのでしょう … さまざまな「葛藤」と「決断」 が。

そして、それが先々 どう伝えられるのか?
それが綱吉が亡くなる最後のシーンで良く出ていました。
討ち入りの惨状と、吉保の子供のシーンの対比も、言いたい事は解ったような気がします。

それを「生類憐みの令」と絡ませて … 、ウン、良く出来てましたよね?!
… やっぱ、ドラマとして 面白かった。

欲を言えば、演出を違う人に替えて欲しかったかな。
確かに鈴木雅之監督と一緒の仕事は多く、ツヨシのことを気に入って 可愛がって下さってると思いますが、鈴木監督が作ると、どれもテイストや構図が似通ってしまうんですよね~?!
去年の「サル」と全く違った色合いの作品にして欲しかったので、出来れば違う方に演出してみて欲しかったデス。

 = =

ツボは、 ツヨシの美しい横顔~っ!!
(ウチの母も、横で見ながら「キレイな横顔だね」と ボソッと言っていた。)

横顔マニア(…そうだったの?)としましては、横顔満載で嬉しかった。
それと、過剰デフォルメ感は有りましたが、 綱吉の表情の変化 は面白かった。
(デフォルメが強いのは鈴木監督の演出の特徴よね?!)

大奥にウツツをぬかしている頃の顔から、松子と別れた後の表情の変化も良かったけど、
私は 何げに 吉保に何度も「子は生まれたか?」と聞くあたりの表情も好きです。
ツヨシってば、芝居に関して だけ は ( …おいっ)、
こ~ゆ~計算を ちゃ~んと してそうですよね?! … うん。

家臣も TV前の私達も、綱吉は どう決断するのだろう? …と 見守る中
赤穂浪士の切腹を命じる綱吉、

そして、
「吉良の家臣に伝えよ、仇はもうおらぬと…!!」  ・・・と。

カッコエエ~ッ!!
ヒュー、ヒュー、カッチョエエ~ッ!! 
…でへっ、でへっ。

これがツヨシの持ち味ですな…。
大奥でヘラヘラしてる表情から、こんな表情から、死の間際の表情まで。
本当に振り幅が広い。

そう…吉保、大石、浅野、吉良、堀田、稲葉 など… 脇の役者陣も、ハズレ無く オイシイ役回りでしたね。
後半は「ウラ忠臣蔵」がメインみたいになっちゃって、綱吉的にはオイシクなかったかも知れないけど、ドラマとしてはアレで良かったのかな…と。

そして、ナレーションの江守さん、カッコエエ~ッ!!
ええナレーションでしたねぇ~。
声もイイし、ホントに巧いですねぇ~。
重過ぎず、カタ過ぎず、柔らか過ぎず、カツゼツも良く…素晴らすぃ~っ!!

「サル」のDVDは、これからアマゾンで頼もうかなぁ~と思ってるんだけど、
ワタシ的には、この「イヌ」のDVDの方が、今から楽しみだなぁ~。

 * * 「To be or Not to be」

「To be or not to be. That is the question.」 は、「ハムレット」劇中の有名な台詞。
「綱吉」を観た後に、この台詞が様々な訳され方をしてきた…という話を思い出していた。
「ハムレット」は、読む人、観る人の視点によって様々な解釈をすることができる戯曲…。
だから、思い出しちゃったのかな?!

「生きるべきか死ぬべきか」、
「成すべきか成さぬべきか」


永遠のクエスチョンです。
深い言葉だと思いませんか?!

何もなさずに生き延びるのか、何かをなして本懐を遂げ、後悔無く死ぬのか。生まれて死ぬだけの人生よりは、確かに生きて死にたい。

これは誰もが思うことなのかも知れませんネ。
私も出来れば、こう生きたい。

あ…今、コレを書きながら、「僕の生きる道」も 思い出しちゃった。

あぁ~ そういえば、ツヨシの舞台、「フォーティンブラス」有りましたよねぇ~?!
あれ、凄く、かなり好きデス。
ツヨシの舞台は「蒲田行進曲」が取り上げられることが多く、この「フォーティンブラス」について語られることは少ないです。
確かに「蒲田」は良かった。
確かにあれは良かった、間違いないっ!!
私も強い思い入れが有ります。

…でもね、
「フォーティンブラス」も大好きなんですよ~っ!! ( … はい、はい。)

話が 逸れてますね~。
ゴメンなさい~っ。

 * *

しかし、今回の年末時代劇も 先日の「海峡…」も、
日本のTVドラマの中で、CMの多さには 閉口しますネ。
韓国ではドラマの間にCMは入らないそうですが、他の国では どうなのかな?!
CMも ひとつの作品としてみるのは好きなので、有ってもイイと思いますが、余りにも頻繁に入るのはどうなのかな? … と。

特に長時間放送ドラマの場合、これが気になります。
ドラマを 約5分放送して約2分のCM放送って、どうよ~っ?!

ブロードバンド、地上波デジタル…と TVの有り方も どんどん変わってくるわけだし、ここらでCM放送も少し画期的な改革をして欲しいような気もします。
長時間番組の場合、CMも1回の放送時間を長くしてでも回数を抑えて欲しいと思います。
これ、どこかへ訴えてみようかなぁ~。






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