2003年10月16日(木) |
昨日はノーツヨデー …んでツヨネタ不足だす。 |
昨日はノーツヨデーでした…寂しい。 そんな訳で「ぷっ」すまを反芻。
そういえば、私はバラエティでもドラマでも映画でも、音響効果がすごく気になるんです。 「チョナンカン」などは音楽とか音の使い方が面白いなぁ…という点でも好きなんですが、実は「ぷっ」すまも、音の使い方が かなり面白いですよねぇ。
例えば先日のスカウトクッキングでも、OLさんを決定した瞬間の「アァ〜ン」という声とか、ムダに工夫されていて面白い。 料理方法のVTRがスタートする時の「スリーツゥーワン、ヴェッ!」とか、料理を作ってる間にずっとバックで流れてる「ナナナナ♪」という歌とか(笑)。 出来上がって食べる前の「いっただきっま〜す」とか…ネ。 よくよく注意して聞いてみると、イロイロ面白いですよ〜。
ドラマでも音は気になりますが、「スタアの恋」の時、ヒカル子さんの心理描写を時計の音で良く表していて、あれも かなり好きでしたネ…。
* *
そういえば「黄泉がえり」の韓国での公開は10月31日なんですね。 少しネットを徘徊してて、向こうのオフィシャルサイトらしきものを発見しました。 しかし、ネットでここまで映像を公開しちゃってイイのかな?…ってぐらい見られるんですよ。 驚きました。(ま、しっかり見ましたけどネ。笑) しかしHPを見ていても殆ど文字は読めず…私の韓国語なんて、まだまだよねぇ〜と 実感することになってしまいました(涙)。 でも公開は楽しみです…ホントに。 この映画の評判が良くないと、次の映画「 The Hotel Venus 」の公開にも影響が有るかも知れないですもんね?! …って、今からそんなことを考えるのは、あまりに気が早過ぎですネ。 (^_^;)
* * 「アフリカの夜」
最近は以前ほど沢山の作品を見なくなりましたが、私はとにかく映画や舞台やドラマが好きなんです。 …で、過去に放送された連ドラ「アフリカの夜」を、つい最近 全編通して見まして、とても良かったので、そのことを少し書きたいと思います。 (だた、ちょっと長いので、興味の無い方は飛ばして下さいね。)
「アフリカの夜」は1999年に放送されたドラマですが、その当時は何故だか最終回ぐらいしか ちゃんと見られなかったんです。 殆ど最終回くらいしか見ていないのに(私にしては珍しく)号泣モードに入ってしまい「始めからキチンと見たかったなぁ〜」と思っていた作品なのです。 それが、つい最近(ある方の好意で)やっとこさ全編通して見ることが出来ました。 4年も前のドラマだから、今見ると「ウ〜ン??」と思う部分も多少は有りますが、何しろ出演者が素晴らしい。 主人公は鈴木京香さんなのですが、脇を固める松雪泰子さん、ともさかりえチャン、佐藤浩市さんが素晴らしい、そして何と言っても室井滋さんがイイんです〜ッ!!
室井さんは元々好きな女優さんなんですけど、「アフリカの夜」の迫力有る演技には、もう驚くばかりです。 いつか是非、ツヨシとも共演して欲しいなぁ…などと思ってしまいました。
脚本は大石静さんで、物語の大スジは以下のとおり。
教会で結婚式を終え、出てきたトコロで婚約者が逮捕されるという致命的な挫折を経験するヒロイン:杉立八重子(鈴木京香)。 進退極まった八重子は過去と訣別し新しい自分を見つけ出そうと、古いアパートメント「メゾン・アフリカ」に移り住む。 そこで出会ったのは…奇妙だが生命力に溢れる愛すべき住民たちだった。 「メゾン・アフリカ」を舞台に繰り広げられるコミカルでスタイリッシュで、そして心温まるドラマ。
佐藤浩市演じる木村礼太郎は、ある資産家の息子で、8年前に映画「アフリカの夜」を監督し、もてはやされるも1本のみで終わってしまい、どこか挫折感を抱え、今は経営コンサルタントとして生きている。 8年前に八重子にプロポーズするも、先の見えない人と一緒にはなれないと断られた経験が有る。 そんな礼太郎の妹でトラブルメーカーの緑はともさかりえチャン。 ブラザーコンプレックスで、何かと理由をつけてはアパートへ転がり込み、兄に近づく女を牽制し続けるお嬢サマ。 でも不思議な洞察力を持っている。 松雪泰子演じる相沢有香は女優志願だが、仕事はパッとしない。 礼太郎の隣に住み、2人は妹に隠れて付き合っているが、程なくしてバレてしまい、八重子が越してきたことにより、礼太郎の気持ちが八重子に傾き、子供が出来たコトが分かるけど、結局分かれてしまい、1人で子供を生んで育てることを決意する。
誰でも一度は そういう時期が合ったりするじゃないですか? 挫折感を感じてしまう、道に迷う…みたいな?! そんな時に自分らしく生きることの難しさ、素晴らしさ を描いてる…って感じのドラマです。
そして、実は このお話の中心となるのは室井滋さん演じる丸山みづほ。 普段は総菜屋のおかみさんだが、実は15年前に暴力夫を撲殺していて時効寸前の逃亡犯。 内縁の夫役の國村準さんが、またイイ味出してるんですよ〜。
この2人のやり取りで何度も泣けちゃいましたね…。(年のせいかな?笑)
逃亡する室井さんの鬼気迫る演技がスゴイし、タフだし、んでもって お総菜屋主人の丸チャン(ドラマの中ではオトウチャンと呼んでます)に対する愛情がスゴイ。 暴力夫に苦しみ続け、或る時とうとうアイロンで撲殺してしまい、逃亡中に整形手術をして顔を変え、長い逃亡生活を送ってきた。 でも、やっとオトウチャンと出会い、幸せな日々を送っているのですが、常に警察の目に怯え続けている。 体の具合の悪い田舎のお母さんのことを考えると、捕まることも自首することも出来ない。 その苦悩する姿が、良く表現されてて…でもきっと、それは脚本も巧いからなんでしょうね。
最終回で、礼太郎が丸チャンのお総菜屋のシャッターが閉まった前で、深夜にチンピラに刺されて死んでしまうんですが、その場面がまた泣ける。 八重子からの電話に出て(自分が刺されたことは言わずに)「気をつけて帰って来いヨ」と言って息を引き取る場面では号泣。 佐藤浩市、芝居が巧い…巧過ぎる。 最近は、今ひとつ作品に恵まれていないような感が有るけれど、この時の演技は素晴らしい…イイ役者さんだなぁ。
以前は、こういった良いドラマが結構多かったような気がするんですが…最近、ちょっと不作気味な気がするんですよねぇ…。 少し以前(まえ)のドラマだから(正直なところ)台詞がちょっとクサいかな?…と感じる部分も有ります。
でも、こんな風に前向きにカッコ良く生きられたらいいな…と思わせてくれるドラマでした。
女達がカッコ良く描かれてるドラマって、結構好きなんですヨネ。 これまで見た中で、女がカッコ良く生き生きと描かれているドラマといえば、私は以下の4つのドラマを挙げたいデス…。
「きらきらひかる」脚本:井上由美子 「タブロイド」脚本:井上由美子 「ニュースの女」脚本:田渕久美子 「カバチタレ」脚本:大森美香
何度も見たいと思える、そして元気が出てくるドラマなんですよね〜。
♥ たまにしか更新しないHPです。
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