はて - 2007年02月18日(日) 会いたい。 会いたいなー。 会う約束はすでにしているのであとはその日を待つだけなのだけれども、会いたいなー。 うん。早く会いたい。 会いたい、会いたい、という気持ちの合間に紛れ込むのが 死にたい という声で、なんなんだろ。 こんなんもう耐え切れんのな。わたし。 とてつもなく投げやりで、とにかく仕事だけは守っていけたらそれでいい、と思う。頭が痛い。 もう、ほんと、殺してもらっていいんやけどな。 いや、やっぱり駄目だわ。家族が悲しんでしまう。 なんだ、この感覚。 無理無理無理無理、駄目。絶対に駄目。 駄目だよ。本当に。 と、わたしを止める声がする。 悲しい思いをしたくない。 したくないし、させたくない。 過去の日記をたどってみた。 学とネットで知り合ったのとちょうど同じ頃に、この管理人さんのサイトの掲示板にも初めて書き込みをしている。 学と付き合い始めたときのこと、学が熊本に来たときのこと、うまくいったり、うまくいかなかったり、学は入院をして、すぐに退院して、それから、何もかもがうまくいかなくなってきて、わたしはどうすればよいかわからなくて、本当に、何がなんだか、もうわからなくなっていた。 投げ出したかった。 正視できる。 わたしは、学のことを投げ出したかった。 それが学を殺すことになるかもしれないとわかっていて、それでも。 誰が何と言おうとわたしは殺人者で、それを一生背負って生きていかなければいけない。 あの日のことを、まだ誰にも、最初から最後まで、全部は話してない。 学の気持ちを織り交ぜながらは、まだ誰にも話していない。 わたしは学の気持ちがとてもよく理解できていた。 たぶん、いちばんよく理解できていた。 今とても冷静。 何を、浮かれているんだろう。 あなたに、そんな資格などない。 学が生きている鼓動、学の生命、学の笑顔や、すべすべのほっぺたや、寝顔や、口調や、声色や、そういったものを、まるで目の前にいるかのように思い出すことができる。 学、わたしはあなたを置いて幸せになることはできんよ。 学はいやいやをしているような気もするし、それは幻影なのかもしれない、という気もする。 学は、やっぱり、わたしにいっしょにいてほしい、と思っていると思う。 わたしには、わかる。 学に責任をなすりつけているわけではない。 いや、そうなのかな。 わたしはまた、学に重荷を背負わせようとしているのかな。 あの人に、これを伝える自信はとてもない。 誰にも伝えられる自信がない。 たぶんわたしのことを誰より正確に理解できる人だと思うけれど、それでも、あの人にも、これを正しく伝えられる自信はない。 でも、甘えたいと言うならば、わたしにできることは、甘えさせてあげることだけ、それ以上のことは、期待、させてはいけない。わたしは誰とも付き合うことができない。そうすると、わたしは生きていけなくなる。常に死にたい、死にたいと思いながら、生きていくことになる。付き合うことは悪いことで、罪で、よくないことで、だから、好きにはならないで。ちょっとでも、女として好きにはならないで。期待を裏切らなくてはいけなくなるから、ただの友達でいて。受け止めきれない。ひとりでいたい。ひとりでいなければならない。お願いやけん。そしてこういうことも、伝えることはできない。毎日電話する。電話して、お互いにやさしくいたわり合って、会う日を楽しみにして、でも今日は、電話できる?電話して、何を話す?わたしはこんなに荒んだ気持ちで、でもそれを伝えてはいけない。期待を裏切ってはいけないからだ。「何でも話してね」と、繰り返し言ってくれる。でも、本当に、本当に、何でもいいの?そうじゃないでしょう。きっと、そうじゃない。だってそうじゃない人もいたよ。その言葉を信じて何でも話すと、受け入れられない、という顔をする人。確かに言ったじゃない。「何でも話してね」って。その意味を理解しているの?そんな簡単に言うセリフじゃないんだよ。あのときは、本当に、悲しかった。傷つけられた。期待させないで、って思った。あなたはきっとそんな人じゃない。けど、やっぱり、信じ切れていない。本当にごめん。こんなに疑い深くてごめん。もしかしたら、全部、受け止めてくれるかもしれない。けど、そんな負担を背負わせるのもいやなの。自己満足の世界なの。ひとりで抱えていたい、ひとりで考えて、苦しんで、ひとりで罰を受けなければならない。そう、だんだん冷静になってきた。涙も止まって、学の声は、何て言っているのかわからないぐらいに遠く、かすれている。それはさびしい。学には近くにいてほしい。わたしにできることは、期待させないことと、させてしまった期待を裏切らないことだけで、恋なんて、恋なんて本当にとんでもないことだと思った。信じてみていいのかな。でも信じるっていうのは、相手への過剰な期待ではない。信じるって言うのは、どういうこと?「話そう」って思うこと?重い話をして、それを受け入れてくれるって思うこと? 学の記憶を、いいことだけ残して、かわいそうだったこと、つらかったこと、それだけを忘れたいと思っている。そんな残酷な。そんなことこそ、覚えておいてあげないといけないのだ。そうでないと、学は何のために死んだの?楽しいことももちろんだけど、つらかったこと、しんどかったこと、学がね、学が悲しかったことを、なんだって、どんなことでも覚えておいてあげないと、それがないと、学は報われないよ。学の悲しみを共有することができないなんてことは、あってはならないんだ。でも、わたしはいつ報われるのかな。報われることはないのかな。あぁ、やっぱり、報われたいと思ってるんだな。学と悲しみを共有することで、いつかは報われたい。それはいつ?いつになったら、わたしは報われる? 目を向けないでいると、いつでもいつでも、ざわざわと、胸の中で声がする。こっちを向いて、こっちを見て、誰かが呼んでいる。目を向けないでいると、わたしは恋もできる。でもざわざわは止まらない。ずっとざわざわしている。ざわざわしたままでは、恋を続けることはできない。 いつか止まるのかな。だって、学はもう死んじゃったの。話すことは、できないの。恋をあきらめよう、それが常にわたしのなかで建設的な結論として出ていて、でも、期待を裏切りたくない、という気持ちもあるから、だから、これは恋ではないのだ、と自分に言い聞かせている。 抱きしめてほしいし、抱きしめてあげたい、手を握って、頭を撫でて、いつまでも抱きしめていてあげたい、という気持ちは互いに共通していて、それは恋でなくてなんなのだろう、しかし、恋だと言いたくはない。 ざわざわする。 -
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