日記...マママ

 

 

よく言われる言葉ではあるけれど - 2005年05月20日(金)

人って、死ぬときはあっけなく死んでしまうものなんだな…
と思った。

部活仲間あっちゃんがMLに流してくれた事故のその後。

折れ曲がる機体、関係者言葉失う

先日の脱線事故を知ったときも、日常に潜む危機というものを改めて実感させられて空恐ろしい気持ちになったものだが、あの事故よりもやはり自分にとってはこのグライダー墜落事故のほうがはるかに大きくて重い。

突然すぎる。

私ごときがこんなことを言うのも不謹慎なのかもしれないけれど、中村教官は心身ともに非常に強く生命力に溢れる人で、私の中で「死」というイメージとまったく結びつかないのだ。


少し話はずれるけれど、墜落した機体は、私達が3年生のときにうちの大学ともう一箇所と2大学の名義で共同購入したもので、任意に決められる機体番号には両大学名のイニシャルが含まれている。

テレビで放映される墜落した機体の脇腹にこの番号を認めたとき、いろいろな思いがいっぺんに押し寄せて、本当に何ともいえない気持ちになった。

大した戦力にはなれなかったが、OBさん達に募金を募ったり、久住への搬入時に立ち会ったり(雪が降ってて、機体を運ぶトレーラーがなかなか格納庫まで辿り着けず難儀していたのを遠くからドキドキしながら見守っていた)この機体が久住にやってくるまでに、私も私なりにできることをやった。

どうしてこんなことになってしまったのだろう…。
突然の事故でこんな風に人が死ぬなんて、本当に嫌だ。
祖父母や親戚が寿命で死ぬ姿は何度か目にしたが、事故死というのは、またそれとはまったく違った後味の悪さとやりきれなさが残る。

私でさえこんな気持ちになるのだから、ご遺族や部員や合宿メンバーや関係者の皆さんの気持ちはどんなものだろうと思うと…。

中村教官と、九工大の三村さんが、せめてゆっくりと安らかに眠れるといい、と思う。
葬儀に参列できないのが残念だけど…。

本当に、ただただ、ご冥福をお祈りするばかりです。


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