白い巨塔に思う - 2004年02月26日(木) 「きょとう」が「巨頭」としか変換されないのはなんだか微妙だ。 権力欲に狂った財前教授が好きで好きでたまらなくて毎週欠かさず見ているわけですが、今日の彼には、今までのような魅力が感じられなかった。 隙がなくなってきてる。 今までは、毎回どこかしら、彼の言動にはすごく明確な矛盾があった。でも本人は完璧と思ってる。そこが愚かでバカでかわいかったのに。 今日は、そういうわかりやすいおバカな矛盾が私には見当たらなかったので、ちょっとつまらなかった。あれじゃ水戸黄門のお代官様のテンプレートそのものじゃん。 青臭い正論を述べるとき、その裏に、私欲は常にまったく潜んでいないと言い切れるのか。 言い切れないなあと思う。 潜んでいない、と自分に思い込ませることは簡単だ。 それでもいいならそう思い込んでいればいい。一生。 ほんとうのことを知らないで。 でも正論を守れるだけ守っていくことが、必要なんだ。 -
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