焦るということと変わるということ - 2003年10月05日(日) 焦ってもいいことはない。 嫌なことを言われても、糞真面目にならずに笑って流せばいいのだ。 そういう自分を保つのが大変だ。 大変だけど。 楽になりたいなら。 苦しいときには外部の力を借りる。 優しい友達に話を聞いてもらう。 温泉に行く。 入浴剤を何千円も買い込んできて、日替わりで試すことにした。 そうするとお風呂が楽しみになってきて、仕事から帰ってきてすぐに 眠ってしまうこともなくなると思う。 今日はオレンジの香りの、お湯がとろとろになる入浴剤を入れた。 ぽかぽかして気持ちいい。 明日は会社でおいしいカプチーノを作る。 愚痴り過ぎないように優しくいられるように。 資格試験まであと2週間だ。 勉強はちっともはかどらない。 私は鬱ではない。 だって、好きな服を来て、化粧をして、外に出られる。 インターネットも出来る。 私は病気じゃない。 ただ根っこに、何かいる。 黒くてぐにゅぐにゅした、何かが腐ったような塊がある。 それがずっと私に話しかけてくる。 それは、私に「殺意」を持っている。 完全に消すことができないのなら、一緒にいるつもりだ。 でも、もう少し彼の痛みを和らげることができるのなら、 もう少し彼との対話を続けてみようと思う。 彼は私に何を求めているんだろう。 私に死んでほしいのか。 私を支配したいのか。 彼はいつも暴れている。 自分の思い通りにならないことがあると、狂ったように わめきつづける。私を罵倒する。一晩中。 彼に平穏を与えたい。 彼に穏やかになってもらいたい。 彼・なのか彼女なのか、それもわからないのだが、その 攻撃性が男性を思わせるので彼と呼んでいるんだけども。 一度、彼が私の手を使って、文章を書いたことがある。 この感覚は、分からない人には絶対わからないだろう。 明らかに、私が書いているのではなかった。 私以外の誰かが、私の手を動かして一気に、この世を 呪い、学校を呪い、私の家族を呪い、私を呪う文章を ルーズリーフ2枚半いっぱいに書き殴った。 怖くなって、まもなくそのルーズリーフは捨てた。 彼は誰だろうか。 私なのだろうか。 多重人格の人は、一人の人格が表に出ている間は 別の人格は記憶がないらしいが(あるときもある みたいだけど)そういうのではないと思う。 だって、彼は人の顔をしていない。 黒くてぐにゅぐにゅしてて、腐肉って感じなのだ。 人の形はしていない。 でも意思は確かに持っている。 私をずっとずっと苦しめているのは、きっと彼だ。 私が落ち込んでいると、彼は「もう死ねよ」とつぶやく。 「おまえなんか死ねよ」「早く死ねよ、今から死ねよ」 私は、弟や、そのほかに、私が死ぬと迷惑を被るで あろう人たちのことを考えて思いとどまる。 彼はやっぱり私であることに変わりはない。 でも私は、彼が自分の中に存在しているなんて絶対に 認めたくない。 彼は勝手に土足で踏み込んできた侵入者だ。 誰が何と言おうと、彼は私じゃない。彼のことなんて 知らないし、知りたくもない。 でも知らなければ彼は私を罵倒し続ける。 -
|
|