日記...マママ

 

 

やめる2 - 2002年04月21日(日)

先日、総務部長に相談した。そして直属の上司にも相談した。
上司には「辞めたい」とは言わなかったけれど、とりあえず今の自分の正直な気持ちを率直にぶちまけさせて頂いた。


うんざりするほど聞いてきた言葉。

「君は一人で背負い込もうとする性格なのかもしれないね。」

そんなことぐらい自分が一番よくわかっている。
だから、意識的に人に仕事を回すようにしていた。
新人だからやりにくい面もあり、あからさまに嫌な顔をされたりもしたけど、でもいろんな人にいろんなお願いをした。
そうしないと業務が遅れて、結局皆に迷惑をかけてしまうからね。
それでも「メイン」である以上、私がやらなければならない仕事はたくさんあるのだ。
他のメインの人がやってることは、当然私もしなくてはいけない。
これでもギリギリまで手を抜いているのだ。
それを「一人で背負い込もうとする性格」とか言われましてもね。

というようなことを言ってみた。
まーどれだけの重みをもって聞いてるのかわからんがね。

そりゃあなたは、部下に自分の仕事を押し付けて自分は何もしないってことにかけては社内でもピカイチの評判だもんね。そういう発想になるのも当然かもね。

とまでは言わなかったが内心そう思っていた。


そして、もうひとつ、うんざりさせられた言葉。

「世の中、こんなもんよ」

自分の怠慢をその一言で片付けるような人を誰が信用できるだろうか。
現状に問題があると認識しているのなら、それを改善するべく行動するのが当然ではないか。その努力のかけらも見せることなく言われても、説得力は皆無だ。
この一年間で学んだのは、上の人間に期待しても裏切られるだけなので期待しないほうがいいということだけど、それで差し引きゼロならまだしも、彼らの判断がいちいち私にとって精神的にマイナスになっているような気がして仕方ない。



しかし総務部長はさすがに長年人事のプロをされているだけあって違っていた。その言葉には一言一言重みがあったと思う。
世代的に価値観が違う面はもちろんあるが、「違いがある」ということを前提に置いた上でこちらの話を真摯に最後まで聞いて下さったし、話した後はだいぶ気が楽になった。


肩書が上がるにつれて自分を批判したり説教したりする人は周囲に少なくなるので、自分が部下にどう思われてるのかわからなくなってくるのは仕方ないと思うんだよね。確かに。
もしかしたら本気で「俺は部下にも慕われてるし、うまく組織を切り盛りしてる」と思ってるのかもしれない。そう考えたりすると哀れだね。ほんと。


別に100パーセントを求めているわけではない。
とりあえず、どうにかこうにか折り合いをつけてドライにやっていければそれでいいのだ。
でも、これから、私にそれができるのか?

私はドライにやっていこうと思っていても、向こうはそれを到底理解しそうもない。

「ここ数ヶ月、よく頑張ったよ。」とか言われても、もう嬉しくもなんともなくなってしまった。
感じるのは、何を言われても不信感だけ。

毎晩、彼氏に泣きながら電話していたときがあった。
堕落しきっていた学生から社会人になっての、これは試練なんだろうと思っていた。しかし、朝ベッドから起きることができず、時差出勤を繰り返し、業務の進捗もままならず、さすがにこれではやばいと思って相談しても、彼らは何もしなかった。

「私がギリギリの状態で助けを求めたとき、あんたは何も対策を講じてないじゃないか・・」という不信感。
彼らが背後を通るだけで、不快感のあまり仕事にならない。
私の悪い癖だと思うのだが、こうなってしまったらその人がちょっと良い面を見せたりしたところで、もう駄目なのだ。

もうしばらく迷ってみよう。
衝動的に辞めてしまってはよくない。
が、辞める決意はたぶん揺るがないだろう。
後々デメリットになるとわかっていても、辞める間際にどんな皮肉を吐いていこうか、ということを今から楽しみに考えていたりする陰湿な女に成り下がっている自分がやだ。はぁ。

「辞めようかと思ってる」と言うと、自分の経験だけで勝手な意見を述べてくる人も多い。それもまた最近ではうんざり。確かに参考にはなるんだけどさ。特に、根拠のない精神論だけで物事を語る人は私はもともとキライなので、もうあんまり言わないようにしてる。


ところで、ついでのように書きますが、彼氏も4月末付で退職することになりました。事情は私とは違うけど、まあお互い頑張って新境地を切り開いてゆこうと思います。




-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home