ビューティフルレイン 日曜9時にはじまった新ドラマ。この枠の前作が記録的な低視聴率・打ち切りで話題になった後の作品。 たまたま見てしまいました。
豊川悦司・・・ずいぶん久しぶりにみた気がします。(愛していると言ってくれ、青い鳥などなど) この人のラブストーリーのドラマは数多く見たけれど、父親役って、初めてじゃないかってくらい新鮮ですが、うまく父親役がしっくりきてた
どうせなら、この人を中心に話を作っていけばいいのだけれど、 やはり制作者側からすれば、芦田愛菜ちゃんをメインにせざるを得ないのでしょう。
たしかに、演技は上手です。でも、MOTHERや、マルモでの演技を見てしまっていると・・・
お話しは、奇をてらうことなく、ごくごくまっというに作られていました。 若年性アルツハイマーを患った父親。けなげな娘。 これから、泣けるシーンがたくさんでてくるのでしょうか。
でんでんさんとか、蟹江さんとか。いかにも下町の工場にいそうな適役の俳優さん。 安田顕さんがこうしたシリアスな役なのは、新鮮でもある
ただひとつ、これだけは余計だと思ったのは・・・
主題歌が芦田愛菜ちゃんの歌であること。 エンディング、この曲で、ドラマの世界感をぶち壊してるような気がして
僕が小さいころ、ずいぶん昔 おなじようなプロットの「グッドバイママ」というTBSのドラマがありました。 坂口良子演じるシングルマザーが、病魔に侵され、余命少ない中、懸命に幼いひとり娘との時間を生きていくというお話しでした。 そのドラマで流れてたのが、ジャニスイアンの「ラヴ・イズ・ブラインド・恋は盲目」でした。 その悲しくも情熱的なこの名曲が、ドラマをいっそう引き立ててた。 そういった、作品の世界観をきちんと考えた音楽のセンスが、当時はあったのでしょうね。作品重視で、いまのようにいろんなしがらみもなくて。
どうせなら、洋楽あたりを使ったら、このドラマももっといいものになるような気がしますよ マルモとはちがうんだから。子役が歌うようなドラマじゃない
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