今週から、朝ドラが再開しましたが、 「カーネーション」の勢いは、とまることがない。 本当によくできた、作品です。 終戦の日までのストーリーが、昨年。 今週は、終戦の日からはじまった。 このまま、最終回までいっきに突っ走るでしょう。 戦争が終わり、高度経済成長、そして、現代まで 糸子のパワーで突っ走るはず。 毎日、楽しみに見ています。
きょうのエンディング、糸子(尾野さん)が、パーマ機を東京へ買いに行こう、美容店ひらこう・・・と、八重子さん(田丸真紀さん)に催眠術のごとく、言い寄っていたときの、八重子さんの、いかにも催眠術にかけられたような表情も、妙にクスッとしてしまう。
どの脇役、登場人物も、すべてリアリティがあり、表情やことばひとつとっても、ぬかりなく、みんなに感情移入できる。ストーリー展開に無駄もなく、まっとうであり、すべて自然であり、完璧な時代考証も相まって、そこで生きている物語になっている。音楽や小道具、セットも、よく作られている。
このドラマのクオリティーは、すごすぎる・・・
ヤフーの「みんなの感想」をたまに見ますが、異様なまでの5点評価ばかり。 それも当然です。 ただ、そこには、NHKが「カーネーションを冷遇している」という不満もよく書かれている。
「カーネーション」はBK(大阪)制作だから・・・AK(東京)のNHKは冷ややかなのかな。
東京局制作の前作「おひさま」は、視聴率が良かったのが不思議なくらい、不出来な作品だと思う人が多いなかで、紅白でも、大いに目立たせてた・・・どちらも時代背景が似通っているけれど、クオリティーの高いカーネーションに対して、ちと冷たいなぁって思ったりする。私だけじゃない気がして。視聴者は評価しているのに
ほら、紅白で、林檎さんが歌う前、モンペ姿の尾野さんが、少々おどおどしながら出演してたけれど、それもほんのわずかしか登場させなくて。どうして、審査員席にいる、コシノさんにコメントさせてあげたりして大々的にPRしなかったんだろう・・・すごく疑問だったりする。
もう終わったはずの「おひさま」は、出演者がたくさん登場したり、平原さんのバックで映像を流したり、「すばらしい作品だった」というPRしまくりでしたが。
なんて、ちょっと疑問に思ったけれど
ま、それはさておき、 きっと、最初から見た人は「歴史に残る作品」としてどんどん中毒になっていく。最初見なかった人は、「地味なキャスティング」「岸和田の言葉を敬遠」「リアルな暴力シーン」「本格的過ぎてじっとして見入ってしまうのが朝ドラ向きじゃない」などなど、食わず嫌いで、途中から見始めることのない、そんな作品なんかなって思ったりします。
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