安藤裕子さんのアルバムの中に 「さみしがり屋の言葉達」という曲がある
孤独にさせるから、雨が嫌いという詩の世界
雨というのは、「さみしさ」「静けさ」「孤独」
そんな言葉がふさわしいのかもしれない。
いろんな雨の詩を、曲として接してきたけれど
ストレートに「雨は嫌い」と歌っている楽曲ってあまりなくて だから、安藤さんの曲のなかでも、この曲って、特に印象に残っているのだろう。
わたしは、雨の日でしか出会えない光景を、楽しみにするところがある。水溜りに映る、もうひとつの街や空。雨粒によってできる水面の輪、木の葉のしずく、いろとりどりの傘の花、川面の白い霧、ネオンが光る、濡れた路面、雨音でかき消される喧騒
どれも、人を静かにやさしく包み込むような感覚を覚える
太陽は強さ、雨はやさしさ。
梅雨はこれから
この街も、しばらくは、雨に包まれる
人のこころも、どうか静かに、やさしく
包んでいってもらいたい
http://youtu.be/FMoBxGBl6d4
|