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2011年04月12日(火)
この春の、手紙の流儀

ここ数日、お手紙やはがきを何枚か書いていた。
春のお便り。
桜のはがきで、桜の切手を貼って。

風景印の好きな人には、風景印をお願いして。

友人や恩師にしたためた。

(このお正月、年賀状をひかえていたのですが、それでも、寒中見舞いのおはがきを送ってくださった人がけっこういたので、そのお返事を兼ねたのもあって、例年より多い枚数を送った)


ちょっと前ですが、雑誌で、手紙について特集されていた
その中には、手紙の書き方のマナーや文例などがレクチャーされていて

そこで、こんなことが書かれていた
手紙・はがきには、「?」を書いてはいけません・・・と。


それ、わかっていても、
つい、文頭の「お元気ですか」や「いかがおすごしですか」に
反射的に「お元気ですか?」「いかがおすごしですか?」と書いてしまって、「しまった!!」と後悔する。

このたびの春のお便りもしかり


筆まめな私ですが、最近は、美しい文章、美しい便りをと、最近思うようになってきた。時候の挨拶や結びの言葉なども、きちんと考えるようにしている。

この春の手紙では、万年筆をはじめて使ってみた
(と、いっても、万年筆は、いたってお安いものを、最近買ったので)

使ってみると、なかなかいいですよね
筆跡に、濃淡や細さ太さがうまい具合に出て、手紙の文章がより軟らかくなったような気がして。

いままで極細のボールペンだったので、
こうした、筆による風情というのを味わったのは、新しい発見でした。

もっと、インクの色などにもこだわってみたい。
微妙な色の違いで、したためた人の個性や、便箋との相性が変化すると思うから。


私は、やはりその時折で、
手紙やはがきを書いて送ることを、大切にしたい。

それが、人とのここちよい適度な距離感を構築するための流儀でもあり、そのときそのときの、人生における句読点としての流儀のような気がします



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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