きのう安佐北区に所用があって、出かけていたのですが、 せっかくここまできたのだからと想って・・・ カフェ花水木へ行ってみようと、ふと想った。 安芸高田市の土師ダムの湖畔へ・・・ もう、何年も訪れていなかったので、場所がわかるかなぁって、うるおぼえで、なんとかたどり着いたのですが・・・ 奇才・今中敏幸の作品の中でも、特に美しい建物だと想っていた。 花水木のオーナーさんが、「いまでも、全国から、今中建築を見るために、建築家さんが、ここへ訪れるんですよ」「今中さんは破天荒な人でねぇ・・・」というお話をされていたのが、いまも、こころに残っていた。 その花水木、訪れてびっくりした。 テラスに「販売中」の文字。 カフェやめられていた。売りに出されている 落ち着いた雰囲気のやさしいオーナーさん、ここを手放されていたんだね。私、かなりショック・・・ 昨年の秋に、おなじ今中建築のカフェ・赤い屋根に訪れたとき、店主の女性から、花水木はもうされていないってことは、聞かなかったけれどなぁ(そのときは、別の今中さんが建てられたカフェが、閉店されたが、買い手がなかなか付かないようですよって話をしたんだけれど。そうそう、今中さんの奥さんもお亡くなりになったこともそのとき伺って、これもかなりショックでしたが)花水木、閉められたのは、最近なのかな。 店の前には、「心地よい時間を刻む、湖畔の隠れ家 奇才・今中敏幸が遺した家」というコピーともに、家のセールスポイントと、販売価格のかかれたポスターが。 建てられたのが、意外と最近(平成14年)というのは、このポスターで初めて知った。 もっと古いものかと想っていたのだが。 まさに、今中さんの、晩年の作品ってことなんですね。 1階は、陶芸教室とアトリエだった 当時のオーナーさんが、陶芸を教えていて、生徒さんが通われていた。 カフェには、オーナーさんが作られた陶器が飾られていて、その陶芸のお話を伺った記憶がある。もちろん、店で使われている器も、オーナーさんの作られたもの。 2階のカフェ、そしてベランダからの、土師ダムの眺めは最高にすばらしかった。絵画のような・・・いまでも、よく覚えています。 うーん、お金がその価格くらいあったら、ここを買い取って、自分がカフェを引き継ぎたい。いや、本当に。 テレ朝の「人生の楽園」って番組に毎週出てくるご夫婦みたいに、のんびり田舎で暮らす。そういう暮らしをするのには、このロケーションはピッタリのような気がした 今中さんのこと、今中さんが建てられた建物、そしてたくさんのカフェのこと。いままで日記であれこれ書いてきたので、ここでは書きませんが、いろんないろんなドラマが、あるんですよね。それぞれに。そこも、僕が魅了された理由なのですが。 花水木といえば、やはり濃厚でおいしすぎる「ハヤシライス」。もう味わうことが出来ないんだね・・・さみしいなぁ。そして、店内に置かれたノートに、ここでのことを書いた覚えがある。たくさんの人々の思い出が、ノートに記されてた。 いつか、この花水木、カフェとして復活されることを、願いたい。 いや、カフェではなくてもいい。いいオーナーさんに、出会って、また、この今中さんの傑作が、また時を刻むことを願いたい。 ちなみに、以前、花水木について書いた日記です 参考までに・・・ http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=7354&pg=20060225 メール|Twitter 前日の日記へ|月別日記リスト|過去の日記リスト |次の日の日記| コバルト 広島在住 文筆とカメラとここちよい暮らしが好き ホームページ⇒http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/ 文筆依頼、感想などは、メールでよろしくお願いします メール⇒こちら My追加
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