今週のカンブリア宮殿に、宝島社の社長が出演していた。
いま、宝島社は急激に業績を上げている。その原動力が、この1、2年、売れに売れている、「付録つきファッション誌」有名ブランドのバックやポーチ、ミラー、そして極めつけはクルクルビューティーローラーなどを雑誌につけて発売すると、瞬く間に100万部突破するなどなど。
女性の物欲をうまく刺激している。 (もともと、雑誌というのは、付録がついているのがあたりまえだった・・・と社長は語っていたが。根本的に、ファッション誌の付録って、学習雑誌の付録の実験セットとおなじようなものなのだと。)
それは、私が日ごろ感じていたことではあるが、それ以外にも、「雑誌の価格を大幅に下げる」「雑誌の上端から10センチのところに、付録のアイテムの写真や表紙モデルの顔などを、雑誌タイトルを隠してでも配置して、コンビニのラックで、他の雑誌に隠れないようにする」とか、大胆なイベントや、ファッション誌では例を見ない、スポットCMをたくさん打つとかとか、書店内に「宝島社書店」というスペースを期間限定で設けて、いっしょに書店を活性化させようと試みるとか。根本的に紙の雑誌のあり方を転換しようとしている。なるほど・・・
この宝島社の社長の言葉は、すばらしいと想った
「既存の出版社が、電子書籍、電子書籍というのは、いままでお世話になってきた書店への背信行為だ」
本当に、そういう気がします。 どんどん、本離れ、雑誌離れが進み、書店の廃業も深刻なこのときだからこそ、書店を大切にしたい、紙媒体に出来ることはまだある・・・そういう姿勢ってありがたいことです。はい。
私にとって、宝島社といえば・・・ 高校生ころ、「宝島」という雑誌をよく読んでいた。このころは、サブカル、そしてちょっとアングラなものを発信してきた出版社ってイメージでしたが。VOWとかね。安斎肇さんや、山田五郎さん、カーツさんらの連載があったりね。
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