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2010年07月23日(金)
来るもの、去るもの、人との距離の大切さ

ある友人は、かつて
おれは「来るもの拒まず、去るもの追わず」だよ

といっていたのが、ずっと僕は印象に残っていて。

あれから月日が経って、社会人という立場になった上で、
最近、その話をしたら

「来るものも拒むことだってある、去る者は追わず」だな。


人間関係は、確かに理想論で言えば
「来るもの拒まず、去る者追わず」
なんだと、思います。これがベースにあってこと、人間関係は築けるかも


僕もね、ある時期は、「来るもの拒む、去る者追う」だったこともあったし、逆に「来るもの拒まず、去る者追わず」だったこともある。

でも、どちらも、しんどい。
来るものを拒んでいたら、ひとりぼっちになって、孤独になって、ますます考え方が意固地になる。人間関係がうまく築けなくなってしまうことで、精神的にバテバテになる。

だからこそ、少ない理解者には、想いが強くなってしまう。これも、良くないこと。


逆だったときも
来るもの拒まなかったら、本当に疲れてしまった。みんなとの出逢い、付き合いを大切にして、いろんな自分が存在するようになって。去るものを追わないことで、大切な人がするりと手の中から逃げてしまったり。



やっぱりね、人と人は付かず離れずがいいとも想うし、どこかで人を見て、この人はここまで受け入れられるとか、ここまででいっぱいいっぱいだと想うとか。ここちよい距離感を、それぞれ見つけられるようになることが、大切だったりする。


それは、たとえば恋人だとしても言えることで。
相手が求めていることを、しっかり理解して、近づかないといけないときは、すぐそばにいて、こころも身体も結び付けられるように。逆に相手、いや、お互いの負担にならないくらいの距離感も、うまく取れるようにならないといけない。


でもね、その距離感って、本当に難しい。

相手がどういう距離感で、自分を見ているのかというのがわからないから。


たとえば、僕は手紙や葉書をよく人に贈ったり、プレゼントにカードを添えたりすることが多い。手紙をやり取りできる仲間は、距離が近い仲間って気がする。

電話だって、たまに突然かかってくるけれど「しょうがないなぁ」って電話で長電話したり、すぐあうことになったり。

あまり考えたり、気を遣わなくても、
そばにいて、ここちよい時間を共有できる
価値観や考えが、なにかでピッタリ逢うここちよさがあったり。

そういう人、必ずいるはずだし
なかなかいるものではないし。


来るものは無理のない程度で拒まないほうがいい。
去る者は、追わないほうがいいような気がしてしまう。



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
ホームページ⇒http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/

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