先日、NHKで、ある鉄道ファンの女の子、いわゆる「鉄子」さんのドキュメンタリーを見ました。
いたって普通の可愛い女子大生が、リュックを背負って、カメラ片手に、全国の鉄道目当てでひとり旅する。通っている大学の鉄道研究会も、男の子ばかりで、女の子はたったひとり。一人暮らしの部屋には、鉄道の写真や模型がたくさん・・・時刻表はもちろん愛読書。
旅先で、お目当ての列車がやってくると、列車全景のみならず、列車の番号のプレートから、国鉄時代のマークが入った扇風機まで、あらゆるもレアな鉄道ものを撮影して、その車両も、そして、運転士さんや駅員さんにたいしても「かっこいい!!」こころから喜んでいる。ただ車両のこだわりも相当で、同じ特急の車両でも、国鉄時代のデザインが大好きで、JRタイプに改造したものは好きではないとかとか。
お金もないので、特急にはあまり乗れず、あくまで普通列車で全国を旅して、特急を外から撮影する。
撮影に行くたび、撮り鉄の男の人たちと出逢い、いろんな鉄道の話で盛り上がる。ただ、ひとつの悩みは、一緒に旅してくれるような女の子が見つからないこと。
ドキュメントの終わりころ、北海道の鉄道を旅していた途中、同じように、列車をたくさんカメラでおさめていた女性を見つけ、勇気を出して声かけた。その彼女も鉄子さんだった。最後には、メアドも交換して。偶然とはいえ、はじめて鉄子さんと友達になった。
この番組、ナレーションがピーコさんなので、やっぱり、この鉄子さんのファッションにダメだししてたけれどね(笑)
まぁ、好きなことに夢中になるのはすてきなことだと思います。 僕も、鉄道に詳しいというわけではないけれど、鉄道にのって旅するのは大好きなので、彼女の気持ちもわかるんです。
鉄子さんって、意外といらっしゃると想うんですよ
写真家の矢野直美さんなんかは、鉄子さんの代表格かも? 「写真家たちの日本紀行」に出演していたときも、 ある日本海側の小さな駅へ再び訪れてシャッターを切っていたが、この駅舎が可愛くてしょうがない!と語っていたのが印象的だった。
かっこいい、可愛いのは、列車だったり、鉄道員だったり、駅舎だったり。
旅が好きな人って、いいですよねぇ。 というか、ここまで夢中になれることに、夢中になれる人って、うらやましくも思えるから。
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