もう、大河ドラマ、終わっちゃいました。
年末じゃないから、どうも気分が出ないですよね。
たとえるなら、紅白歌合戦を、大晦日より前に放送したっていうのと、同じような感覚なんですよ。年の瀬・1年の締めくくりに、ラストシーンを飾り、盛り上がるのが大河ドラマの醍醐味・・・それがいつもなのだが。
右肩下がりの視聴率である、この天地人、どうでしょう。
最終回や、その前の回にしても、主だったクライマックスっていうのがなくって。盛り上がりに欠ける、終わり方だったような気がちょっぴりしてしまう。
「大坂の役」も、戦いのシーンは簡素化されていたし。 最終回は、禅林文庫を作り、お船と越後へのんびり旅をして、米沢に戻り、おだやかな余生を過ごしました・・・というなんとも抑揚のない、別にこの最終回の話ってなくてもいいようなお話だったし。
昨年の「篤姫」ならば、無血開城という大決断をして、徳川家が江戸城を明け渡すというクライマックスがあったし、一昨年の「風林火山」であれば、川中島の戦いの、大迫力の戦いのシーンで、山本勘助は壮絶な死を遂げるシーンというクライマックスがあって。正直、どちらも私、泣いてしまいました。
最終回のラストにしても、風林火山や、篤姫は、主人公以外の登場人物がどういう運命をたどったのか、そして、その後の日本の歴史を、きちんと伝えてたけれど、不思議と、この天地人は、そういうのも極力省略されてた。
回数が通常の大河ドラマより3、4話少なかったのが、影響したのかな? 終盤も、おだやかな終わりだったなって印象が強いんです。
この天地人、主人公よりも、「与六くん(こども店長)こと、清四郎くん」の方が、目立っちゃったな
ただ、この戦国の世に、兼続のような「義」「愛」を精神とした武将がいたということは、強く印象に残りました。いまの時代にも、求められていることですもの。
来週から、年末までは、「坂の上の雲」ですね。 1話90分は、長いなぁ〜。でもすごくお金かけてる、豪華なキャストのドラマではありますよね。
来年の龍馬伝、あまり期待しないで、見ることにします。 期待した大河ドラマは、期待はずれで、期待しないで見始めた大河ドラマは、最終回までしっかり楽しめる作品というのが、最近の法則になっているのです。
まだ、福山=龍馬ではなく、内野=龍馬の感覚なんですよね(笑)
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