「救命病棟24時」 最終回2時間10分スペシャルを見終わって・・・
なんとも不完全な終わり方をするなぁって思っていたら、
「この冬にスペシャル放送決定」のお知らせが。
年末まで、話をひっぱるのかい!!
と、ちと突っ込みいれたくなったけれどね。
僕は、いままでのすべてのシリーズを見ています。
前シリーズの、震災編は別として
今回のシリーズは、全体的にシンプルで、淡々としてたなぁって印象があります。放送回数が少なかったのもあるのかもしれない。
ところで、今回のシリーズで、思うこと。
進藤先生(江口洋介)のような、現在の救命医療の中で、過重労働でも、労働環境がシビアでも、休むことなく、医者として、平等に患者を診ていく、「すくえる命を見棄てるのは犯罪だ」という主義・姿勢。けっきょく、周りの救命医たちは、自らや家族を犠牲にして、限界はピークを超えて、結果的に、思い詰めてビルから転落する救命医までてしまう。(最初のシリーズだったか、渡辺いっけい演じる救命医が、過労死してしまったが、このシリーズで、またしても・・・)
澤井先生(ユースケサンタマリア)のように、現実主義・合理主義で、救命医にも限界があるし、救命医の犠牲者をこれ以上出さないためにも、緊急搬送の患者の拒否もいとわない。救命医療の崩壊を食い止めなくちゃいけないことがまず大事という主義・姿勢。けっきょく、患者はたらいまわしになることもある。
どちらが、正しいか??
今回のドラマを通して、僕は不思議と、進藤先生よりも、澤井先生に感情移入することが多かった気がします。
プロ意識というのは、仕事上絶対必要ではあります。 医療という世界ではなおさら、失敗は許されない厳しい世界。 ただ、誰もが進藤先生の水準までこなせるわけではない。 理想は大切だけれど、それで、医師がへたってしまったら、もともこうもないわけで。
最終回から、次のスペシャルにおいて、 どう、いまの救命医療崩壊を、組織的に改善していくのか。 救命改革機構の理事になった、澤井先生の活躍の可否かが、おそらく大きなテーマになるんだろうね。
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