仕事がおわって、めずらしく、県立図書館へいってみました。 行こうと思えば、いつでもいける場所なのに。ずいぶん長い間行ってなかった。だって、カードも1年以上期限きれていたし。資料を出してもらうために、新しくカードを作りなおした。
ちょっと、仕事関係で、調べたいこともあって、ここなら資料があるかと・・・
県立図書館の雰囲気は、あきらかに広島市立図書館や、地元の町立図書館とは違う。なんだか閲覧する人たちも、すごくまじめで真剣な人たち。とても静かで。学術とか仕事で、調べに来ました!っていう人たちが多い。
たしかに、一般書も児童書もそろっているのだが、 それらも、お堅いものばかりが取り揃っていて、他の公立図書館のように、幅広くという感じではない。雑誌コーナーも、業界の専門誌とか、各学術の専門誌が多い。新聞は、市立図書館なんかよりとても充実してる。業界紙から、日本海新聞とか、四国新聞とか、西日本新聞とかとか。九州や四国の新聞も置かれていたり、中国新聞も、地域ごとの新聞がそれぞれおいている)
だから、ここであえて借りようって想う本はなかなかなかったりします。比較的とっつきにくい図書館かな?
(一般書に予算がかけられていないのか、比較的古い本ばかりだなぁって印象が強い)
ただ、資料収集という面では、資料所蔵が充実されていて、昔の資料を調べるのにはなにかと重宝する図書館。
図書館っていう空間、僕はとても好きで、 こころが落ち着くのが、とても不思議なのですが。 本を探す、文字や写真から発見する・・・ そうした作業が、どこか自身のこころや頭の中を、新しい知識を入れ込んで活性化させているというか。知りたいって好奇心を持って、この空間に踏み入れるのだから、それが満たされると、満足感は得られるわけです。書棚に本を増やさないことを、命題にしている私だから、図書館の本も、自分にとって大切な書棚のようなものなのです。
と、まぁ、県立図書館は、そんな感じなのだけれど、 そこで偶然、知人の女の子にばったり出会って、ずいぶんロビーで長話となってしまった。久々だったので、彼女の近況をあれこれ興味深く聞いて。あっというまに周りが暗い時間になってしまった。(コーヒーでも飲みにいければよかったが、この付近にカフェなどまったくないしね)
彼女の笑顔で、あぁ、幸せにやっているんだなって、なんだかこちらまでホッとさせられてしまった。たまにしか逢うことないからこそ、こうした偶然は、とても得した気分になるものです。
めったに行かない図書館で、なんだかこころも頭の中も、満たされた。 うん、ささやかなことだけれど、それで満たされるということは、じぶんがいい状態だということだろう。
|