きのうの昼に放送された「週刊ニュース新書」に、五木寛之氏がゲストで出演していた。
いまの世界が、500年に1度の危機だと感じている五木さんは、 これからの「鬱」の時代を生きていくには、
「覚悟」が必要だと。そのためには、
「諦めること」が大切だと。
諦めること・・・それはよくないことのように思われるけれど、そうではなく、今流に読むと
「明らかに究(きわ)める」
いろんな期待や甘い予測を抜きにして はっきりと現実を見据えて、ありのままに現実をしっかりみること
諦めること、そこから覚悟が生まれる。
最近、僕が日記で書いていた中のキーワードが、五木さんの言葉にも出てるのがちと不思議だったけれど(僕は、世界や日本の危機を想って書いてるわけではないけれど。ただ、これからの意識とか生き方として大切かな?っておもうことは、諦めること、そして覚悟が必要というのは、わかるんですよね)
五木さんがいうように、いまが500年に1度の危機なのかどうかはわからないし、ルネサンス期以来のヒューマニズムがガラガラ崩れるときというのも、どうなんだろう?っていう想いはあるけれど。ただ、このままじゃ、世の中はもっと間違った方向へ向っているような気はします。
実体のない予測やポジティブさよりも、いちど立ち返って、後ろ向きになって、見つめなおしながら、いろんなことを諦めることで、本当に大切なことに気が付く。そんな時代に差し掛かっているのかもしれない。
愛国から憂国へ。孤独に生きる。鬱の時代を生きる。善意は裏切られる。航海から漂流へ。
この5つが、五木さんがおっしゃる、いまを生きる5つの覚悟だそうです。なるほど・・・
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