週刊ベースボールで連載中の「綱島理友のベースボール意匠学」にて、モデルチェンジしたカープとベイスターズのユニフォームデザインについての論評が記されていた。ユニフォーム研究家の第一人者は、その中で今季までのピンストライプのユニフォームを高く評価していて、「ずっと時間が経っても古くならない、いいデザインだけに、2球団のモデルチェンジは残念。ユニフォームはそう頻繁に変更するものではない」と評していた。
たしかに、大リーグのチームは、戦前からデザインの変更がないものも多い。カープにしても、せっかくストライプが浸透していたのに、かっこよかったのに・・・という思いはとても強い。
ただ、カープについては、新しいユニフォームも評価していて、「60年代のデザインをうまく取り入れ、最近の大リーグのトレンドをつかんでいる。カープは昔から、大リーグの最先端のデザインのトレンドを日本でいち早く取り入れる伝統があるが、今回もそうであり、うまいデザイン」と。カープファンにとって、なかなかうれしい評価をしてくれているのはうれしい限り。
一方、横浜のあのTシャツユニフォーム、「デザイン過多」という評価。かなり残念がっていた。(綱島さん自身、横浜ファンだから)とにかく、いまから昔のデザインに戻すことは出来ないかと・・・たしかに、あれをかっこいいと思う球団のセンス、僕も理解できない。なんというか、伝統とか重みというのがいまいちない。
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