三越広島店で行われている「英国展」 その中で、売られている「べノア」のスコーン。
レモンや紅茶など、いくつかの味の種類がある。 スコーンにしては、とてもしっとりした味。 やはり、本場のものだけに、とてもおいしい。 スコーンって、本当はこういうのを言うんだね。
自宅には、あいにくメイプルシロップを切らしていたので ホットケーキ用のシロップをかけていただいたけれど、何もかけなくても、十分おいしい(味のついていない、プレーンなスコーンも売られていた。こちらは少しだけお値段が安い)
イギリスの食文化って、 イタリアやフランスに比べると、あまり接する機会が少ないように思 う。ちょっとしたいい機会。
スコーンをいただきながら、 ドラマ「風のガーデン」を見ていた。
亡くなった愛犬の傍らで悲しんでいる孫に、後ろからやさしく、おじいさん(緒形拳さん)が、語りかける
「生きているものは、必ず死ぬ。おじいちゃんだって必ず・・・死は恐ろしいものじゃない・・・」
「死」について、ゆっくりと語っていく。 4分くらい、緒形さんが語るシーン、緒形さんの言葉のひとつひとつが重厚でこころに響く。
私、涙があふれて止まらなかった。 緒形さんの、本当のこころからの言葉のように、聞こえたから。
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