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2008年04月03日(木)
部屋の片隅の植物/「東京ディープな宿」

私の部屋の出窓に、おいてある観葉植物が、すくすく伸びて、1日1日姿が変わっていってる。新しい葉がたくさん!春を感じさせられます。
出窓には、私がいままで集めたビンがいくつか置いてある。陽によって、青や緑の光が部屋に差し込んでいく。

ここ、最近の読書生活は、硬軟取り混ぜてという感じ。
「硬」の本はともかく、「軟」の本といえば、カメラ雑誌、リンカラン・・・そんなスローな雑誌を読んでいる。

それと、私が好きな「泉麻人」さんの新しい本を手に入れて、楽しく読んだ。彼のような文章を書きたいなと、いつも思っている。












3冊あるうちの2冊。「東京七福神の町歩き」と、「東京ディープな宿」特に、「東京ディープな宿」は面白かった。東京都内の、気になるディープなホテル・旅館に泊まり、その近辺の街を歩くというもの。神田古本屋街の中のホテル、東京ステーションホテル、青梅の旅館、東大受験生のための古い宿などなど。普段は、ここに泊まろうとあまり思わないけれど、前々から、妙に気になる・・・そんなところをセレクトされている。僕は、その中でも、「東京ステーションホテル」がとても気になる。あの赤レンガの駅舎の中。ホテル内の吹き抜けの下には改札口。つまりホテル客室から改札口の人々を眺められる。ホームの音、ベルなどをかすかに聞きながら、これから旅に出るその前の1泊・・・なかなか雰囲気がいい。(泉さんは、偶然、川端康成の小説に描かれていた客室に泊まっていた)小説やドラマのシーンにも使えそうですよね

確かに浅草や錦糸町というようなディープな街に宿をとって、普段、ゆっくり探訪することのない、そのディープな街をとことん楽しむのもいいかもしれないが。

私は、東京の街歩きのエッセイとか、テレビ・ラジオ番組が大好き。こと、泉さんのこうしたエッセイは、ほんとうに夢中になって読んでしまいます。

この本の表紙イラストが、ソラミミストでもある「安斎肇」さん。泉麻人、安斎肇、いとうせいこう、みうらじゅん・・・このラインの人たち(それぞれ、みな仲がよく、いろんな仕事をいっしょにやられている)の仕事って、やはりすきなんですよね。挙げるときりが無いけれど。泉さんといとうせいこうさんが、全国のコンビニ行脚のコラムを書いたり、泉さんとみうらじゅんさんで、全国のホーロー看板をめぐる旅の本を出したり。みうらさんと安斎さんが、全国都道府県勝手に観光協会を結成して、CDを出したり。(勝手に47都道府県の観光ソングを、ご当地の民宿で作る)、みうらさんといとうせいこうさんは、毎年ライフイベントをやっていたり(みうらさんが見つけたり撮影した全国の街のヘンなもの、ヘンな看板なんか・・・気になるものをスライドで見せて、いとうさんとともに、トークするというもの)だったり。

BSジャパンで放送している、みうらじゅんさんが教授で、本当に大学の講堂で、どうでもいいことをとことん授業する「衛星魂・みうらじゅんのぜったいに出る授業」って番組を見て、大笑いしてしまった。もし機会あれば、こうした世界の笑い、見てみてくださいな。(テーマは、「スティーブンセガール」「海女」「清水の次郎長」・・・本当に人生で関わることのなさそうなことを30分授業する)清水の次郎長の授業では、一家・一族の系図を出して、清水の次郎長一家のその流れに、「おそ松くん一家」「華麗なる一族」「高島ファミリー」「「橋田ファミリー」まで結びつけた!!



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
ホームページ⇒http://www.geocities.jp/cobaltblue21jp/

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