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2006年11月13日(月)
ただ、聞いてくれるだけでいい

みなさん、こんばんわ。
週の初め、元気していますか?風邪などひいてないですか?

11月というのは、1年の中で、ふっと落ち着いて、物思いにふけったりしてしまう季節。ひとり、ぼんやりいままでの自分を思い返したり、寂しさという感情に押しつぶされそうになったり。

こころの風邪という言葉があります。
ふっと気持ちが落ちていく。考え込んだりして、なかなか上向きになれなかったり。人間、そういうときって、あるものです。もちろん、周期的に訪れる人だってたくさんいる。

たとえね、恋人がいても、友人が多くても、仕事が順調でも。
こころの風邪というか、ちょっとしたこころの隙間にたどり着いたとき、そういう存在とは別の次元の誰かにいてほしいと思うことって、あると思いません?

そうだなぁ、ただただ、話を静かに聴いてくれる人。うんうんって、いっしょに考えてくれる人、いっしょに涙を流してくれる人。弱い自分、悩みとかを受け止めてくれる人。とにかく、そばにいて、静かにいてくれる人

ただ、そういう存在の人って、なかなかいてほしいときにいないものです。
でも、いてくれることのありがたさって、いままで僕はとても身にしみてしまったから。

自分だって、人だって、やさしく生きてゆきたい。
やさしさって、まず、聞くことからはじまるとおもったりする。
胸にあることを、吐き出すだけで、なにかが楽になり、なにかが明日につながるはず。
聞いてくれる人がいるから・・・
そして、あなたのことを知りたい、いろいろなお話を聞きたいと思うから、こころの深いところまでつながれて、そして、いろんな相手の魅力を感じ取れるのだと。


この社会、聞くことって、おざなりになってることが多い気がします。
人間は本能的に、自分のことを伝えたいのです。それが伝わらない、聞いてもらえないから、ストレスもたまるし、孤独へと向かってしまうわけだしね。


僕は、自分がこうしていま、無事、生を受けてるのも、いままで出会った人に、助けられたからだと思っています。「みんなによって、自分は生かされている・・・」もちろん偶然の出逢いで、出会った人には、精神面でたくさんのことを学んだし。こころを救ってくれた。その人たちの言葉は、いまでもこころに刻んでいます。その人たちに共通するのは、やはり自分のことをまずはしっかり聞いてくれた。どんな立場や役職同士であろうと、関係なく。

そんな人たちのように生きたい・・・うっすらとそんな目標も持ちえてる。
持ちえてるからこそ、昔より少しは強くなったかな?と思ったりしますよ。うん。



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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