9月から、NHK教育で放送されている「趣味悠々・四国八十八ヶ所はじめてのお遍路」を、毎週見続けている。
東京の定年を迎えたご夫妻がお遍路に出かける。東京の家を出かける前、靴やリュックの選び方や計画の仕方から始まって、四国でお寺の参り方、金剛杖やどお遍路の道具の選び方、宿の泊まり方、歩き方、食事の仕方、歴史、旅の記録の仕方などなど、2人の旅を追いながら、こととまかく解説している。
僕は、旅が好きです。ただ、ことお遍路については、まったく知識がなかった。仕事帰り、東急ハンズへ行くと、シーズンになると1階に「お遍路」のコーナーが作られ、道具や服や本が並べられている。それをふと見るくらい。
確かに四国へは何度も訪れてはいたが・・・だから、見ていると、ものすごく面白くて!究極のスローな旅。こんなにさまざまな道具、ルール、人のふれあい、楽しみがあるなんて!ということ。お接待なる風習があるなんてすばらしい(お遍路の人を、地元の人が無償でもてなす風習。お菓子やお茶を振舞ったり、食事を振舞ったり。またある街の食堂では、バスを改造した宿まで、食事つきで無償で提供している。)
なんかね、見ているうちに、いつか歳をとって、仕事もリタイヤしたときは、一度お遍路やってみたいなと思えるようになりました。ぜひ、歩き詣でで。
旅はのんびりもいいもの。そう、僕はずっと思っていた。(無論、飛行機や新幹線も、楽しいが)旅もいろいろ。人生もいろいろ。旅と人生は似ている。人生を凝縮したものが旅といえるかもしれない。遠回りしたり、寄り道したり。そういうものって、けっこう旅も人生も大切なんだと思うんですよ。うん。
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