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2006年05月11日(木)
弁護士のくずと豊川悦司

ドラマ「弁護士のくず」を見ています。これまで、俳優・豊川悦司が出演してるドラマは、かなりの確率で見ている気がする。「この世の果て」「青い鳥」「この愛に生きて」「愛していると言ってくれ」「危険な関係」「エ・アロール」・・・不思議と見てるんですよねーなぜか。「この世の果て」「青い鳥」は、僕の中のベストドラマに入る素晴らしい作品だし。そういえば、学生のころ、ひろしまステーションシネマで、岩井俊二監督の「Love Letter」を見た覚えあるなぁ・・・


どの作品を見ても、トヨエツが笑ったり、バカなことをやったりする姿は皆無である。だから、ずーっとこの人の役者としてのイメージは、ひとつに固まっていたところがあります。

「弁護士のくず」の第1回を見て、かなりインパクトあって、びっくりだったわけです。ストーリーも面白いが、なにより、マニア受けするようなつくりをしているから。トヨエツが演じる「九頭」は、パーマや赤いほっぺたなど、その風貌や、三枚目で、普段はいい加減だけど、きちんと人や物事を見つめてて、憎めなくて、軽い時は軽いけれど、重たいときは重たいところも・・・探偵物語の松田優作演じる工藤ちゃんと、どこかダブってしまう。トヨエツって、もともと関西の人だろうから、素はこてこての楽しい人なのかもしれないな。

それと、劇中に出てくる細かいところで、笑わせたりするところも。いつも、ストーリーに関係なく、1シーンは、きぐるみのぬいぐるみが出てきたり。タイトルバックの映像には、主題歌歌ってるhitomiがちらっと出ていたり(回によって、映り方がちがう)そういう、マニアックで、シュールな演出にこだわるところ、ある部分、ドラマで遊んでいる部分って、おもしろいものです。

まぁ、もともとは、その探偵物語がルーツなのだろうし。
(4年前、「私立探偵濱マイク」ってドラマがあって、それも探偵物語を意識してるなぁって感じたもの。毎回、タイトルバックの色が違っていたり・・・)

僕は、どこかマニア受けするようなものが好きみたいだ。
自分だけ、その凝ったところが、面白いと感じてる。知ってるんだぞ!という感覚だね。

この4月、まともに見てるドラマはこれくらいだなぁ・・・忙しいものな。やたらと最近。



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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