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2006年03月14日(火)
聞いてくれる人を欲するということ

○HPの更新情報
写真日記を更新しました。
メトロポリタンカメラブログ更新(というか、ほぼ毎日更新中)


きのうの日記に関連するかもしれないけれど・・・

僕のまわりの人たちを見ていると、やはり、親友にしても、素敵な恋人同士にしても、お互いが、しっかりお互いのお話を聴くことができるものなんですよね。恋人どうしだと、例えばよく、男性が「だまってついてこい!」という人も、いるけれど、逆に、男性の方が静かに、しっかり、彼女の話すことを聞いている。こころを理解しようとする人もいるわけで。

同じ感性を持ちうる2人というのは、理解度の度合いもかなり深くなるもの。本当に、この人ならば、なぜか不思議と本音で話せる、辛いとき、寂しいとき、どうしてもこの人が浮かんでしまう・・・そういう存在の人は、往々にして、しっかり静かに聞くことが出来る人のように思うんです。

僕は、人にアドバイスとか、過去の経験談とか、叱咤激励とかするのが、嫌いです。それが、相手にプラスになるとは思えないから。無責任な言葉になりはしないか・・・と、考える。
大切なのは、その人に自分が近づいて、接していけるかだと思う。話も聴かず、なにも理解しえないのに、無責任なことを言うのはおかしいしね。

身体を重ねあうだけが恋愛じゃない。精神的な部分も、会話も、相手の言葉のひとつひとつも、受け止めあい、交わしあえたほうがいいような気がするのといっしょで。人のいろいろな部分、多面性、深い内面、弱さ・・・それぞれを、しっかり、やさしく包み込むように受け止めて、やさしく、静かに伝えることこそ、ほんとうの関係になっていくのじゃないだろうか?


わたしが、人生でいちばん、つらかった時、
いちばん欲していたのは、静かに自分の話を聞いてくれる人だった。思う存分、泣かせてくれる人だった。胸の中の思いを、吐き出せる相手だった。「大丈夫」「我慢しなくていいよ」と、ひと言でも言ってくれる人だった・・・




ここ最近、考えることが多くて。
一喜一憂することは、日常的にあることだが、僕の場合、その振れ方が、人の数倍もあるから。人との関係って、切ないよね。本当に・・・



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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