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2006年01月08日(日)
怪優の条件

こんばんわ。連休中日、みなさんいかがお過ごしですか?
僕は、久々にのーんびりと家にいました。ただ、図書館とホームセンターに足を運んだくらい。今年は本を読むぞ!と決意したので・・・

トップランナーという番組に、俳優の阿部サダヲさんが出演されていて、とても面白かった。ドラマや舞台、そして年末の紅白(グループ魂のメインボーカル・歌の途中ステージを降り、審査員の琴欧州に「ヨーグルト」「ブルガリア」と言わせた)なんか見ると、かなり破天荒で、異彩を放つ演技をしているが、素のサダヲさんは、ものすごくシャイで。トーク中、「僕こんなにしゃべってていいんですか?」ってMCの2人に聞いて、MCの山本太郎に「ほんと頼みますよ〜」って言わしめていた。もともと人と話したり接するのが得意ではないそうだ。ソファーも、自然と、観客席からもっとも離れた位置に座っている。

この人なんかそうだけど、一般的に「怪優」「主役を食ってしまう脇役」の人って、舞台やテレビの中では、すごい演技をして、かなり印象的なのだが、一歩それを離れて素の自分というのは、案外シャイで地味で、おどおどしてて、人と話すのが苦手って人がおおい。

舞台上では、まったく逆の自分をおもいっきり演じることができる。ある種、そういう願望というものをいっきにわーって出せる場ということだろうか。そういう人の方が、印象的な演技をされたりする。とにかくスイッチが入ると、明らかに別人になりきれるわけですよね。

そういう人は、人間的に魅力的に映るところもあるかもしれない。
二面性っていうのではなくて、舞台、いや、仕事で、自分自身をしっかりプロデュースして、しっかり自分のポジションを確立するってことかな。

だれにも、案外まだ見えていない自分のもう一つの面って隠れているかもしれませんぜ!阿部さんを見てると、そう思えてきた



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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