Land of Riches


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 2025年11月19日(水)   観点/自 

刀ミュ博覧会+アトラクションズコラボで既に4回訪れた(主にグッズ交換取引で)TDCですが、
ついにファンサイト最速先行で取った乱舞博覧会の自名義チケットを使う日がやってきました。

チケットは14時回でしたが、定時に退社できなかったのと、最速ゆえ整理番号が17番と早くて
案外ランチの時間は取れず。平日なのでコラボフードもミートパイ以外は行列もほぼ形成なしで、
ようやくHIGUMA Doughnutsの花影ハニードーナッツを食べることができました。
砂糖コーティングで(刀身の?)キラキラを表現しているのですが、めちゃくちゃ甘かったです。
ドーナツと言うより砂糖の塊ですね。喉が渇き、コラボメニューとしては坂龍のマシュマロ入り
カカオティー1000円を販売するMILKTEA(ミルクティア)でラムロイヤルミルクティーを注文。
これまた入場呼び出しまでに飲みきれるかヒヤヒヤしながら、どうにか平らげました。
観覧前にアルコールを入れるとは、いかに展示に対してモチベーションが低いか……。

ちなみにTDCが三井不動産グループなのはこの日初めて知りました。5回目で?!
灯結びを日本橋で開催したり、刀剣乱舞のイベントが三井の建物でやる回数も少なくないですが、
大本丸博大阪のOPA心斎橋はイオンモール系列ですし、べったりというわけではなさそうです。
(刀剣男士では日向正宗が三井の持ち物なので常時若干の借りはあると言える)

博覧会の目的は感謝札の入手のみ。冒頭の襖は飛ばしたので、前回壁に張り付く列でほぼ断念した
各公演の振り返りをゆっくり読みました。公演コンセプトは社会情勢(主にコロナ禍)対応と
刀剣の物語をどの切り口で描くかで書かれていました。花影は刀剣鑑賞につきものの真贋判定、
それに由来する“揺らぎ”がテーマだとありました。最近は集合体も多いですが、初期実装の大半は
世界に1振りしかない号持ちが多数。人間に名前を呼ばれると男士の状態が安定する設定は、
映画黎明や原案ゲーム百鬼夜行でも登場していて、根底で共通しているものだと予想されます。
刀ミュ1部はずっと苦手で、花影さえ円盤再生回数ゼロなのですが、夜半の前に一度は……。

衣裳展示では清光・青江・伊達組(鶴丸&大倶利伽羅)・村正派辺りが人が集まっていました。
私は友人の推しだけ撮影して他は流し見。改めて、前期行けて良かったと心から思いました。

映像や壁面集合も前期と同じなので飛ばして、花びらシールを貼る壁へ。木原さんのメッセージ
「みんなの10年がこれから先も輝く想い出になりますように!」も花びらに埋まっていました。
花影組はまだ2年半なので、あまり節目のお祝いの実感湧かないのは私もキャストも共通です。
前期の時は5枚の花弁を集めて桜の花を作ろうというムーブがあったんですけど、後期序盤では
既に貼る隙間を探すのに一苦労。踏み台も一般客は動かせないので、どうにか上部に貼りました。
グッズも買わないので、滞在時間は15分といったところでした。

退場後、どうしようか考えた末、広尾の祥雲寺へ。刀ミュ新作前に黒田長政さまの墓参りです。
花影の中断時に慌てて墓参して以来なので2年半ぶりですが、藩士末裔がお墓が濡れないようにと
設置したはずの木造囲いが完全撤去されていて驚きました。あれは渋谷区史跡には含まれない…?!
祥雲寺は割と商売っけが強いお寺で、お金払わないと早めに改葬されてしまう印象ありましたが、
一般人だけではなかったのかと。卒塔婆が定期的に更新される秋月黒田家の墓も移動していて、
長政さまの墓の周囲にあった秋月藩の歴代藩主とその正室の墓も整備(誰の墓か説明する石が
添えられていた)されていました。東蓮寺初代の隆政(漢字はこちらの表記)も墓があって、
本家と秋月の距離感を改めて感じました。いや、長政さまも高政も骨があるのは福岡ですが。

夜は前から行きたかった日比谷KIKIの秋の実りのアフタヌーンティー。ティーフリーと称して
客の好みで茶葉を選べない仕組みが導入されており、その都合でレイアウトもカウンター席のみ。
飲み終わったらおかわり札を立てるシステムです。片手の指では収まらない数おかわりして、
ストレートティーはダージリンが1回あったたけで、他はフレーバーティーばかりでした。
まずくはなかった(好みに合わない場合はチェンジ札を立てる)ですけど、やはり自分のペースで
ゆっくり飲めるティーポットをサーブしてくれる店の方が私の好みに合うと感じました。

スタンドは3段で、最初に中段のスコーン(冷めてる)は持ち帰り可と言ってもらえるのですが、
これが結構ボリューミーで上段はおなかに押し込むような食べ方になってしまいました。
秋の実りコンセプトは上段のスイーツがメインなのですが。どれも似たように甘く、添えられた
青森産カットりんごの酸味がありがたく感じたくらいでした。バカ正直に下段のサンドイッチから
順番に食べていった私が阿呆と言えるかもしれません。上半期の吉祥寺でも同じ目に遭いまして、
もう今の胃腸では3段仕立てのアフタヌーンティーは無理だと諦めをつけた方が良さそうです。

最後にやっと聞けた感謝札の動画について書いておきましょう。これのせいで博覧会の倍率が
バカ上がりしたのも納得の凝り方で…素敵なんだけど、同時にバカじゃねえの、とも思います。
衣裳を展示するから巡回が難しいのは分かるのですが、東京に来ないと見られないんですよこれ。

動画の長さも違えば(大倶利伽羅は大変短いらしい)BGMも違うらしく、1部ミュージカルパートで
当該男士に縁のある曲のアレンジが流れています。長谷部は花影でのソロ曲『誰の為の刀身』。
跪坐のまま主(審神者ではなく主呼びなので私たち観客ではなく演出家に向けた言葉)に対し、
労いと今後の意気込みを力強く語るるいべ。10周年の祝いであり、観客への感謝ではないので、
この内容で問題ないんだよな…と苦笑い。あの本丸は作中で10年も経ってなさそうですが。
木原さんとしてのメッセージは衣裳展示の横にあったので、うまい構成ではあります。

2025.11.23 wrote


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