Land of Riches


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 2024年11月03日(日)   双星 

刀ミュ音曲祭の前半締めくくり回のライビュに行ってきました。現地にトータル3回も行くので、
ライビュはいいかなと思っていたのですが、SNSでの盛り上がり見ていたら行きたくなって買いました。

この回で前半参戦の髭切は千秋楽。芸歴が長いので周囲の役者から一目も二目も置かれる三浦さんですが、
年齢は木原さんと一緒で、座組ではまだ若い部類。ご飯は奢ってもらう側だったりします。
彼がフィーチャーされるのは予想できましたが、残念ながら回替わりデュエットはソワレではなく
この日のマチネでした。髭切と長谷部。なんでナミダドロップなんですか…と思ってしまいます(笑)

映像で見ると改めて長谷部が0番へ頻繁に立っているのに気づけ、またすえひろがりに比べると
表情は抑え気味(木原さんは歌うのが好きなのでつい楽しそうな顔になってしまう)に感じました。
特に2部。刀を振るう場面での(刀ミュの目元強調メイクも合わさっての)眼光は実に鋭く、
長谷部だ!ーと感嘆する程でした。欠席のメインキャストに代わり大事な本公演1部曲を任されたのですから。
(SNSでの現地報告を見るとカメラに抜かれない場面ではそれなりに楽しんでいたようではあります)

「お前たちの本気を見せてみろ!」
センターで煽り、うちわのリクエストには応えず、mistakeでは髭切に負けじとアレンジを加え、
今回の旅を通して座組の軸としての経験値を積んだと感じさせるパフォーマンスでした。
歌がうまいのは1部2部と毛色の異なる曲を安定してこなしているので分かるのですが、
単に上手なだけではなく、柱(厳密には継承者かな?)としての自覚が伝わりました。

2部では小竜vs髭切の手合わせが雑談に陥った場面で叱りに登場。日替わり手合わせでも初めての
演出に会場は騒然としますが、「やることがあるからな」と手合わせも見ないで去っていきました。
一部審神者が手合わせには今後の伏線が仕込まれていると主張してますけど、長谷部はミュ本丸内で
審神者に信頼され、それなりの責務を負っていることが推測できました。最悪だと監視かな…。

また伊達政宗の歌唱に対して「人間はしぶどいなあ」と合いの手を入れる役も担当。
実は花影の振り返りもこの愛知が担っていて、光徳に花影部隊が刃文を次々と見せつける
常人には理解不能のファンサ曲もかっこよくこなしていました。この唐橋さんがすごすぎて、
ライビュに駆けつけて良かったと思えました。花影のシーンでは当然のように0番です。部隊長なので。

なんだか楽しかったように書いてますが、実は途中から視神経がオーバーヒートしてしまい、
目の奥が物凄く痛くて、長谷部がでていない曲は目を閉じてやり過ごす有り様でした。
これは午前中に放置していた三体3の上巻を読破したからか、強引に修理したばかりのメガネを
かけていったからか、映画館の4列目は画面が近い部類だからか、理由は分かりません。
帰宅後も22時台に蒸気でアイマスクを付けて就寝してしまったくらいでした。

あと私が2部の振り返り不得手なのも再確認しました。だから目を閉じてしまうようになったとも言えます。
特に1曲目のパライソで本来は人間が歌う曲が私の個人的トラウマを刺激して大の苦手です。
刀ミュは花影から積極的に見始めただけで、それ以前の過去作はストーリーを把握するのに一度見るだけ。
おまけにそのストーリーもあまり好きではない(特に伊藤さんが脚本していた作品)ため、
振り返られてもなんの感慨もありません。私が映画館で涙をぬぐっていたのは眠気が原因です。

この振り返りをあと現地で2回も見なければいけません。長谷部が、いや木原さんが頑張っているから
なんとか踏みとどまれるだけで、正直1部で帰ってしまう人の気持ちがとても良く分かります。
(1部で帰るのはファンサ受けたいだけの人でしょうが、現地オフィシャルグッズのペンラ使っている人少ない…)

刀ミュは連作として設計されたわけではなく、後付けで黎明期の悲惨(初期刀が折れているのは
悲惨でしょ…)な部隊構成が出されました。次回作も未発表で、今後どうなるか分かりません。
ゲームのイベントにもあまり沿わない(参騎はアレでも珍しくゲーム内の遠征に沿っている)ですし。
長谷部が中心に据えられたからこそ覚悟は決めないといけませんけど、現時点ではやっぱり
あんまり好きな本丸ではないと再確認したので、それを今ここに書き残しておきます。

あとコロナ禍に対するトラウマを誰よりも深く抱えているのは演出家だと最近のインタビューで知りました。
もう過去のものだという感覚が私としてはあるのですが、昨年の花影だってコロナで福岡全滅して
いまだに木原さんとそのスタッフが気にしているのだから、決して過去形になったわけではありません。
それでも、来た人も来れなかった人も肯定する心覚での水心子のセリフはピンとこないんです…。
モヤモヤはモヤモヤとして認識しつつ、木原さん演じる長谷部を応援していきたいと思ってます。

2024.11.4 wrote


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