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 2024年10月08日(火)   みなも [前編] 

ずっとやってみたかったJR東日本のランダム旅先選出企画「どこでもビューン」。
平日の方が良い新幹線が取れるだろう、と思い夏休みでポイントを使うと決めました。
二戸・新花巻・米沢・新潟と行ったことのない駅名が4分の3を占める2回目の
選出表示で申し込んだ結果、唯一降りた経験のある新潟を当てました。
二戸駅近辺を調べたりしていたのに…(1回目はレンタカーを運転できないと
太刀打ちできないと噂のいわて沼宮内が入っていたのでやり直した)

新潟は街歩きもできますし、佐渡や庄内への起点として使うことも可能です。
金山が世界遺産に指定されたばかりの佐渡を第一候補として調べたのですが、
定期観光バスも運転手不足で運休しているような状態では難しいと断念。
音曲祭の福井遠征が優先だったため、最終的には『るるぶ新潟』に掲載された
車なしでも完走できそうなモデルコースをそのままなぞることに決めました。
(この判断が正しいとは言えなかったと2日目に思い知らされる羽目に…)

指定の「とき」で正午前に降り立った新潟駅は工事中。私が新潟を訪れたのは
柳澤さんが新潟国際ユースに出ていた頃ですから相当の大昔。駅のぽんしゅ館を
探すのにも苦労しました。それでも古町方面に移動しなければ厳しかった時代に比べたら
土産探しもグルメも駅ビルで片づけられるようになっていて、便利になりつつあります。
ハッピーターンやばかうけの、駅ビルでしか食べられないメニューさえあります。
(焼きもろこしとハッピーパウダーを両方かけたアイスを食べました)

らしく手帳を旅館でゆっくり書きたかったので、万代バスセンター脇にあるLOFTへ。
買い物を終えてから、バスセンターの有名なカレー屋(正しくは蕎麦屋)に並びました。
黄色いルーで食べ終わってからじんわりと熱くなる有名なB級カレーです。
ミニで充分と事前にweb検索で把握しておいて良かったです。ボリューミーなので
地元のサラリーマンや男子高校生がたくさん来ていました。上の階には「みかづき」も。

特に観光したいスポットもなかったので、白新線の豊栄駅から月岡温泉組合が
委託して出している14時台のシャトルバスで月岡温泉に向かいました。
バブル期に栄えたものの今は廃墟も多く、鬼怒川温泉と似た扱いをされる月岡温泉。
少しずつ個人客向けにリニューアルしている途中なんだと感じる街並みでした。
夕食も旅館で用意してもらって正解でした。スーパーもなくて移動スーパーの車が
来ていたくらいでしたから。唯一ローソンは営業していたんですけど。
日本一まずい飲める温泉というのもトライしましたが、質の悪いゆで卵みたいな感じで
全然普通に飲めました。私の味覚やばい? お酒飲める店もあったんですけど、
今回はとにかく温泉でゆっくりして、日本酒も旅館の夕食につけてもらいました。

最初に宿泊地として検討していたのは村上市の海辺にある瀬波温泉でした。
しかし一人で泊まれる宿がなく、泊めてくれる宿がある月岡になったのでした。
今回お世話になった村上館は他にも一人のお客さんがいた、昭和の温泉旅館でした。
12畳の部屋を一人で使うのは、広すぎてネガティブな心の揺れがあったくらい。
温泉は朝晩通して3回入りました。ほぼ貸し切り状態で暖まりました。
温泉街も雨の中少しだけ歩いて、月岡饅頭を買ったりしました。

ずっと温泉宿にお籠りしたいと思っていたのですが、どうやら私が本当に
やりたかったのはコレではなかった…と気づけたのが一番の収穫でした。

2024.10.14 wrote


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