Land of Riches


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 2024年06月22日(土)   Reverence 

刀ステ心伝連動企画として、心伝を上演しているTHEATER MILANO-Zaと同じ建物にある
109シネマズプレミアム新宿にて劇場版刀ステが週替わりで上映されるため、
ジョ伝に突入した3週目に行ってきました。本当は長谷部が出ている作品を
全部(虚伝+ジョ伝+悲伝)見たい気持ちもあるのですが、109新宿は安い方の席が
4500円という名前通りのお高い劇場なので、泣く泣く本命のみに絞りました。

TOHOシネマズなど普通の映画館でも最も見やすい中央にお高い席があるのは
珍しくなくなりましたが、109新宿は全席プレミアム席のシアターなのです。
椅子自体も一般的なシネコンの2.3倍のサイズで、背もたれと座面はスライド可能。
両側にスポンジ入りの肘置き、物置や傘立ても各席にあって、間仕切りも完備です。

加えて、料金にソフトドリンクとポップコーン(チョコクッキートッピング付き)の
飲み放題・食べ放題が加算されています。私は渋谷に立ち寄っていたので、
上映まで20分を切るタイミングで到着したので烏龍茶1杯とLサイズのポップコーンが
限界でしたが(おかわりを想定してポップコーンはMとLのサイズ選択制)
60分前から入場可能で、チケットのQRコードをかざせば何回でもおかわりできます。
そもそも一般シネコンだと場所によってはロビーに椅子さえほぼ無かったりしますが、
ここはゆったりできるソファーが並んだラウンジが完備されています。
有料飲食だとアルコールやクリームティーなど…映画館でスコーン食べられるんですよ。

映画の前に渋谷へ行ったのは、そろそろ販売期間が終わるアニメ廻仕様の
レモンスカッシュ1本700円を買うのと、ようやく万屋本舗にて長谷部『極』の
羊羹が発売ざれたので、自宅備蓄用の羊羹を初と交換するためでした。
(長谷部の極は2017年10月実装なので、当然ながら極の姿になってからの方が長い)

暑すぎて買ってすぐに缶を開けてしまったため、キスマークならぬ口紅の跡が
シールの隅についてしまったのと、そのシールを持ち運ぶ手段が買ったばかりの
文庫版『三体3』上巻の表紙裏に貼る…しかなく、帰宅後には皺が入ってしまって
何かに転用することもできなくなり、星ダイアリーに貼るオチしかありませんでした。

本上映時と違い、上映特典の配布もないのにそこそこ客は入っていました。
予約した時点ではそこまで埋まっていない印象でしたが、心伝のマチネ当日券
抽選落選者やグッズだけ買いに来た人の救済も兼ねているように感じました。

カミシモで行ったIMMシアターやシアターHなど劇場不足が叫ばれる東京にも
最近ちょくちょく新しい劇場ができているのですが、みんな割と小さめなのです。
刀ミュやテニミュで求められる1000を大きく超えるキャパシティを優先すると
どうしても悪評高き立川ステージガーデンになってしまうのが…。
(花影では埋まらなかったのに参騎ではチケット余らないみたいで人気差を感じます)

本編始まってまず感じたのは、画質が音に負けてる!―でした。坂本龍一監修の
SAIONは伊達ではなかったのです。この音響で聴く「陣風が如く」「藤吹雪」最高でした。
映像だって本公演から6年半を経て、もう何度見たか数えきれないぐらいなのに
(劇場版の本上映は1日おきに行った時期もあった)今回初めて山姥切国広の
マントが安全ピンで留められていること、骨喰の白いヘアピン、長谷部の左膝が
思わず着いてしまった時もあったのか白く剥げていることに気づきました。
(舞台役者は自身の膝と装束を守るために基本的には膝は浮かす)
とにかくソフト・ハード両面で料金相応のラグジュアリーな鑑賞体験でした。

そのお陰か、序伝で黒田長政が長谷部たちを助けに来るところ―あの名台詞
「生きてさえいれば必ずまた会える、約束じゃ!」の辺りで涙ぐんでしまいました。
全般的に、アニメ廻・虚伝でジョ伝要素が断片的に登場したからこそ、
刀ステ版ジョ伝への思い入れが更に深くなっているのに気づかされました。
この調子だと、8月に々伝を見た後にはまた一段と味わい深くなっている気がします。

2024.6.23&6.26 wrote


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