Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2024年03月11日(月)   Environment 

東日本大震災から○年と言われるたび、あの時サガン鳥栖vs栃木SCを見るために
熊本→鳥栖遠征だった自分を思い出します。柳澤さんも船山さんも引退しましたから。

何故かどこかの本丸で見たような顔ばかりが監視官になる公安局刑事課三係を
舞台に描いたPSYCHO-PASS Virtue and Viceシリーズの2作目を帰宅後に無料配信で見ました。
(1作目の無料配信が1800円以上払った私のメンタルをめちゃくちゃにした作品)

1作目で敵に与する裏切り者だった和田琢磨さん演じる嘉納火炉が、どうして
そうなってしまったのかを描いた2作目。廃棄区画育ちの潜在犯だった執行官・嘉納は
サイコパスが異常に安定しているという理由で前代未聞の監視官昇進を果たします。
これを上層部は執行官たちの希望と称しますが、実際には傘下執行官たちを荒ませます。
そして昇進後も監視官とは思えぬぐらいテンションが上下動する嘉納。
サイコパスを測定すると実に綺麗なグリーンなのですが、これはシビュラの捏造でした。

シビュラ擁する政府との約定で治外法権を得た特別自治区NNDは治安自治組織を有します。
このリーダー光宗悟に付き従いながら反抗心を見抜かれている荒牧さん演じる神宮寺司は、
実は失踪した三係の前任監視官で、NNDの深淵を潜入して覗き込むうちに色相が
著しく悪化し、もはや監視官のままでは捜査できないと身分を捨てたのでした。

治外法権を得た目的が薬漬けによる人間の記憶操作(拡樹さん演じる九泉も
1作目で記憶を改竄されてました。3作目では彼の過去が判明するらしいので…)であり、
非道な人体実験で死体の山を積んでいたと知った二人は、世界…シビュラに対する
価値観の相違をNNDを破壊するまでは…と一旦休戦して光宗に挑みます。
しかし、神宮寺が斬り捨てた光宗は人間ではなく義体で、シビュラの端末でした。
全ては人工監査官作成を計画したシビュラの掌の上だと知ってしまった二人。
神宮寺は命を落とし、嘉納は世界もろとも破壊すると破滅主義者になってしまったのでした。

シビュラが同じ顔の義体に違う役割を与えて計画を進めているのは明らかですが、
3作目にもよりによって九泉のカウンセラーとして登場するという(苦笑)
シリーズ通して三係の執行官は大体全滅(よくて戦線離脱の重傷)ですし、
そもそも三係自体がまともな組織でなさそうなので、和田雅成さんが演じる
海堂自我にもどんな悲劇的な結末が待っているのか、ますます青ざめてしまいます。
九泉が死ぬか、海堂が死ぬか、どっちも死ぬか―果たして正解は?!

2024.3.12 wrote


やぶ |MailWeblog