Land of Riches
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刀ステ山姥切国広単独行、キャナルシティ劇場で無事に閉幕しました。 先日の福岡滞在中に参拝した全ての神社(光雲神社・住吉神社・櫛田神社・宗像大社)では ひたすら荒牧座長がカンパニー全員と笑顔で大楽を迎えられることをお願いしてました。 良かったです。荒牧さんという俳優のスペック限界に賭けためちゃくちゃな構成。 (荒牧さんは自分の台詞覚えや殺陣には自信がある、山姥切国広とは正反対の 自信家なのですが、今回の台本は10役に自分の名がある配役表見て珍しくビビった模様) キメステが初日前夜22時過ぎに時間不足が原因で中止になるなど、末満さんの 演出にも問題がないとは言い切れない気がする昨今、あのめちゃくちゃな演目を やり遂げた荒牧さんとアンサンブルの皆さんは凄すぎると素直に感嘆します。
刀ステシリーズとしても、原点である虚伝に回帰した点や悲伝のグリーフケア要素を含み、 今後に明るい期待を持たせてくれる(荒牧さんのカテコでの発言を拝借するなら、 悲伝から5年たってようやく三日月を救える可能性が見えた)作品となりました。 刀ミュがシリーズとしては脚本交代もあり迷走気味に感じられるのもあって、 余計に道筋見えたのが嬉しく感じます。如水が次の結いの目がもうすぐできると 負のフラグも立てていて、それが長谷部である可能性がかなり高そうでもあるのですが…。
荒牧さんも和田さんも、いつか三日月を助けたいと取材で言っていて、 単独行は役者さんのそんな過去の発言に対するレスポンスでもあります。 三日月を知る、助けるなんてのは傲慢な一人よがりで、実際に許されるのは 並び立つ、想いを馳せるだけなのだと。多様性の時代らしさでもありますね。
2023.11.13 wrote
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