Land of Riches
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元旦に手帳へ書いた抱負、体力をつけて高尾山や筑波山へ歩いて登る。 職場で決める自己研鑽の目標も考えるの面倒くさくなって筑波山登山としたので、 嫌でも登らざるを得なくなりました。この日記のタイトルをつけるのに調べて、 初めて「目標」と「抱負」の違いを知りました。抱負は到達への過程を含むのです。 英訳するとresolution―単にゴールとして掲げるだけでなく、解法を出さねばなりません。
平均すると1日12,000歩くらい歩いていますが、あくまでも舗装された平地です。 どうにか無事に帰ってこれましたが、準備が甘すぎたと言わざるを得ず、 反省ばかりです。登る前に筑波山神社で祓串でお清めして御守まで頂いたから 下りの尻もち2回で済んだのかもしれません。刀剣野営9話で山を登った長谷部も 「よく調べて用意せねば人は命にかかわるのだ」と言っていたのに!(彼らは神なので平気)
まず駄目だったのは装備品。ワークマン女子ですえひろがり用に買った靴は 雨天決行に備えて撥水機能を重視していたから登山に堪えるグリップ力ではなく、 紐を結ばないタイプなので途中で脱げそうになりました。ダボダボだったのは 試着もしないで買ったカーゴパンツも同じ。この2つをきちんとしていたら、 気苦労や脚に残った疲労のレベルが違ったのではないかと思うレベルの失敗です。
あと水分。新品の500mlと朝、自宅で開封して少し飲んだ500mlを持参したのですが、 インナーとミドルレイヤーがどちらもヒートテックだったのもあって(これも駄目) 登りで汗だくになって飲み尽くしてしまいました。筑波山は山頂に210円とはいえ ペットボトルの自販機があったから特に支障はありませんでしたが、他の山だったら…。
登りはケーブルカー沿いを直登する勾配が厳しい御幸ヶ原コース。 百均で仕入れた軍手をつけたのは正解でした。このコースでも犬の散歩を 見かけたのですが、久能山といい地元民にはなんてことない傾斜なのでしょうか。 途中で男女側の源流も見ました。『筑波嶺の峰より落つる男女川 恋ぞつもりて淵となりける』
御幸ヶ原から男体山の山頂まで300m。ここまで登る際に看板の数字の減り方で この300mが決して甘くないのは察せられましたが、ケーブルカーでやってきた 小さな子どもがお気軽にトライしている現実に打ちのめされそうになりました。 両山頂の連絡路も難易度評価では最低レベルをつけられてましたが、きっちり山道です。
女体山の山頂付近は少し突き出した岩になっていて、絶景を背にした写真が撮れるのですが、 順番待ちに動かない列ができていたのがこの日最も驚かされたことでした。 私は岩の手前の時点で既に足がすくんでいたので、長く並んだ甲斐もなかったんですけど…。
下りは地元の幼稚園児も遠足で通るとされ、最も難易度が低いおたつ石コース。 しかし足がガクガクになっていた私は前述の通り尻もちをついたり危な過ぎました。 怪しい足取りを見て心配になったのか、すれ違った見ず知らずの方から 「筋力がない人は降りる時は正面ではなく横向きに降りた方がいい」とアドバイスを もらってしまいました。言われることが老人ホームかリハビリレベルの私。 (でも実際、役に立ったので感謝はしています)
このコースはロープウェイ沿いなのですが、視界が凄く開けているのが感動的でした。 下手したら人だらけの頂上や御幸ヶ原で見た景色よりも綺麗に映ったかも。 最後の最後で下山口ではなく立ち入り禁止の店舗に入り込んで怒られたりもしましたが。
紅葉シーズン前の筑波山でもこの混雑なので、筑波山より混んでいると聞く 高尾山は一体どれだけの人があふれているんでしょうか。シャトルバスの運転手も 同僚と「今日も混んでいる」と話していて、実際バスは乗り切れなくて 詰めて下さいとアナウンスしてやっと発車した(運転手の視界が一部遮られるレベル)始末。
もっと早く帰れると思ってましたが、つくばセンター10時発のバスで出かけて、 帰りはまさかの16時半つつじが丘発。山頂の待機時間と上り下りの休憩時間が計算外でした。 最後につくばセンターのSAZAで食べたサザソフトはとてもほろ苦かったです。
2023.10.22 wrote
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