Land of Riches


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 2023年05月27日(土)   呂色塗 

封切り日(2023/5/26)には仕事で疲れ果てて行けませんでしたが、
翌日、無事に実写版「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を鑑賞してきました。
もともと年末のNHKドラマは欠かさず見るぐらい好き(でも原作のJOJOはノータッチ)で、
映画化が発表された際もロードショーをすぐに手帳へ書き込んだ程です。

今回の映画では露伴の回想シーンがあり、さすがに高橋一生さんには任せず、
なにわ男子の長尾さんが起用されました。彼めあてで映画館に来た若い子、
結構いたように思います。アクスタ―ケースぶら下げてたり、ぬいと写真撮ったり。
(長尾さんは監督が若き日の露伴に合いそうな男性を画像検索で探して
キャスティングしたそうですが、ご本人はJOJOファンだったのでした)

この世に生まれてきた以上、全ての人間は先祖のDNAを受け継いでいます。
これをテーマにして描かれた漫画を映画化したものなのですが、その結果、
高橋一生さんの時代劇仕草がスクリーンで見られてしまうというお得(?)な展開に。
露伴の本来の先祖(の遠縁)はヒロインの奈々瀬なのですが、その夫である
仁左右衛門を高橋さんが演じたのです。ご本人の経験を生かすのは妙手過ぎてずるい(笑)

普通にハラハラドキドキして見終えましたが、見たのでtwitterで感想を探して
(五条悟レベルのイケメンにしか似合わないサングラスを着こなしていたのは流石でした)
原作未読の私は初めて、原作と生死が異なる結末を迎えたキャラがいたのを知ったのでした。

原作では因果のままに溺死させられるキャラが、映画ではもはや実写版の
オリキャラといっても過言ではない泉編集(怪異耐性最強クラスの凡人)が有する
平凡さによって怪奇現象から現実に救い出され、生還するのです。
これを知った時、小林靖子さんの光属性脚本は素晴らしすぎるし、
映画刀剣乱舞にもどうにかして戻ってきて頂きたいと心の奥底から思いました(苦笑)

ルーヴルも、回想シーンの古い旅館も、美しく、佳いものを見た…と浸れる映画でした。

2023.5.28 wrote


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