Land of Riches


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 2023年02月19日(日)   Jal, Jangal, Zameen 

刀ステ禺伝の大千秋楽、当初はライビュを予定していたのですが、
発売日に乗り遅れたら都内は全滅、千葉県内でも取れずに終わってしまいました。
仕方なくアフタヌーンティーが特典でついてくる配信で見ようかとしたら、
土曜の夜FGOのバレンタインイベントにアルジュナの兄ビームが登場したことで
隣の部署の女性が熱く語っていた映画RRRとのクロスオーバーネタがtwitterでブレイク。
上映館を調べたら意外と近くでやっていたので、急遽見に行くことにしたのです。

上映時間3時間、本国インドでは設けられているインターバル休憩もスキップする作品。
しかし、息つく暇もなく3時間が終わってしまうという前評判は間違ってませんでした。
ただし「見る栄養剤」という評判は…監督の前作バーフバリ2作の奇想天外ぶりとは違い、
インド独立運動をテーマにしたナショナリズムの色濃い作品で、正直、他国民が
軽い気持ちで見てはしゃいではいけないのでは…という感想を抱きました。

W主人公のビームとラーマは実在した独立運動家をモデルとしていて、本来の歴史では
接点のない二人が表舞台に躍り出る前の頃に出会っていたら…というFGO的な
妄想で編まれた完全フィクション作品です。純度100%のエンターテインメントなので
支配者のイギリス人はとても傲慢にカリカチュアライズされていますし、
ゴンド族の誘拐された少女を助けるのに意識の全てを費やしていたビームは
強い意志で敵方に潜伏しているラーマに導かれるという、見方によっては
民族差別とも取れるストーリーが組まれています。外国人たる私には評価が難しいですね。

今では戦火にあるキーウの宮殿で撮影されたナートゥのシーンだけが、
私が当初期待していたインド映画ノリ(ダンス)でした。これもキーウだと思うと…。
映画としては面白いのですが、ストレス発散で見るのは少し違うと感じました。

2023.2.23 wrote


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