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Land of Riches
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荒木宏文さん主演、末満さん脚本、ベイルの監督でもあった坂本さんが監督の 映画「漆黒天」をファーストデーに見てきました。ムビステ前作のしにつかは バルト9で見たんですけど、漆黒天は2週目にして昼間とレイト送りだったので品川へ。 品プリ横の坂を上る道はステラボールへのルートでもあり、慈伝を思い出してました。
別にファーストデーだからこの日に見たわけではなく、重い内容なので金曜夜に 見た方が良さそう…という前評判(フォロワーさんの感想含む)に基づいて、です。 そして、見事なまでにその通りでした。自分の趣味に走った末満さんは、 死ねない(今作は強過ぎて死ねない)主人公以外の登場人物やっぱり全員殺しちゃうんだと。 改めて、刀ステはめちゃくちゃ手心加えられているんだと再確認しました。
映像加工なので若干不自然とはいえ血しぶきも飛びまくりますし、画面の動きも激しいです。 もともとの役者さんの殺陣も鮮烈なのですが。まさか梅津さんが出オチ役とは…。
というか、わずかしか出てこないキャラクターはほぼ前日譚である舞台版の登場人物で、 映画では主人公「名無し」の視点で絞られた結果、恐らく意図的に観客へ提示されない 出来事がたくさんあって、それが舞台版で初めて明らかになるのが明白で、 続投の役者さんたちが「お客さんのメンタルがやられる」とまで言ってしまう 舞台版に9500円払って飛び込む私はムビステの掌で踊らされているとしか言いようがなく。
いや、映画だけだとあまりに歯に物が挟まったような心地で(一応、映画版だけで 物語は成立している…最後に生き残った人物の名前がよく分かりませんけど) 舞台は配信見るか、と思ったら一般発売でチケット残ってるんですもん。 だからアフタートークまで組まれて。地獄演目の後のアフトとは?! (そもそもアフト自体一度しか経験がなく、その作品は割と明るかったので)
ある意味、推し俳優がいないからこそまだ見ていられる作品とも言えます。 主人公が生死を彷徨いながら(文字通りの意味で)普通に連作しているしにつかと 前日譚で惨劇の解像度が上がる構成になっている漆黒天の落差がひどすぎです。 和田さんがTRUMPシリーズとご縁があったら私どうなってしまうんでしょうか?
2022.7.5 wrote
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