Land of Riches


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 2022年03月27日(日)   彰往考来 

村雲江が刀剣乱舞に実装されたのは2021年2月。
花見ボイス(いつも長谷部に不意打ち食らって撃沈する代物)で
「六義園に、行きたいな」とこぼすのですが、昨年の春はコロナ対策で終始閉園。
園内の様子はtwitterで見るしかなかったのですが、今年は観戦者の減少を受け
3/22から事前予約制での開園となり、早速申し込みました。

せっかく文京区に出かけるのなら…と『戦国最強の家老』展が行われている
永青文庫に寄ってから、というルートにしました。細川家を支えた松井家、
私の知識は熊本城おもてなし武将隊やとうらぶ松井江ぐらいしかソースないのですが、
とにかく書状(主に諫言)を書きまくり、逆に主家筋からもらった手紙は
末代…現代まで大事に保存する一族で、こんなの残ってるんだ…と唸る書状の連発。

宮本武蔵が晩年、熊本に滞在したのも松井家と関係があるそうで、文武両道
(それなのにとうらぶ松井は血が前面に出て…。確かに戦いでの功績も
自ら大いに語るタイプだったようですが)の、まさにスーパー家老だったのでした。

赤と黒のストライプ陣羽織、刀ミュのパライソや熊城隊でも見かけましたが、
肖像画にも描かれている本物も綺麗に保管されていて、主君からの毎日の見舞状も
末代まで伝えます、と言い切って実行されてしまう血筋の凄みを感じました。
(椿山荘で行われているこの陣羽織をモチーフにしたランチ企画、もう少し
安かったら考えたのですが、そのあたりはさすが椿山荘、格が違うというべきか)

永青文庫から肥後細川庭園を経由して、神田川沿いの両岸に植えられた満開の桜を堪能。
ここの混雑が一番すごくて、後で行った六義園はちゃんと人数制限しているんだと感じたり。
庭園でお弁当食べている人を見て、今年は通りすがり、歩きながら…ではなく、
花見のために外出することが許されるようになって良かったと心から思いました。

早稲田から人生初乗車(?!)の東京さくらトラムで大塚駅に出て、そこから徒歩で六義園へ。
メタボ判定を食らって以来、1日1万歩を心掛けてきたからか、2駅ぐらいは躊躇なく歩けます。

六義園のしだれ桜も見頃でしたが、この桜は柳沢家とも明治時代に購入した岩崎家とも
全く関係がなく、東京市(当時)に寄付されてから植えられたものだとか。
そもそも六義園で一番有名な花は躑躅だそうです。笠間も行く行く詐欺ですね…。

村雲江の元主・柳沢吉保が文学や仏教の知識を7年の歳月をかけて注ぎ込んだ名園は、
彼本人のフィクションで培われた悪評とは関係なく、時代を超えて愛されるのでした。
なんだかんだで岡山の後楽園や水戸の偕楽園、金沢の兼六園と三名園も制覇してますが、
六義園の、紀州和歌の浦を模した作庭は確かにレベルが違うと素人なりに感じました。
(ちなみに柳沢吉保の時代はリクギエンではなくムクサノソノと呼ばれていたそうです)

次は小石川後楽園に行きたいです。

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twitterで少し話題になっていた海外の星占いで restless spirit と評されてるのに
苦笑いしてしまいました。落ち着きがない、じっとしていられない。その通りです。

ここ最近は自分の人生の残り時間を、最初に鬱病になった時よりも淡々と、
それでいて切実に感じることが多いです。近いうちに眼科に行こうと決めました(泣)


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