Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2020年12月05日(土)   黒蜜きなこ 

パンケーキのトッピング選択肢にあった5文字なんですが、これを奈須きのこと
見間違えた私は相当やばい領域に足を突っ込んでいると感じました(挨拶)

本来は8月公開予定だった(押さえてあった劇場は春から延期のHFに充てられた模様)
FGOキャメロットの劇場版アニメ、舞台挨拶回に行ってきました。それも千葉中央まで。
理由は映画館が入っているビルでタイアップキャンペーンが行われていたから。
これは今回に限らず、HFなど過去のいろんな映画で行われているようです。

京成ローザは創設から60年以上の歴史を有する老舗の映画館で、
スクリーンなど設備はTOHOの新しいシネコンに比べると、どうしても見劣りします。
そこを同じビルに入っているグループ企業(レストランやホテル)との合同企画で
カバーしようとしているというか。今回のキャメロットでは京成・新京成の駅を回る
スタンプラリーまでセットになっています。上野から松戸、八幡、津田沼と
対象エリアはかなり広く、ガウェインが松戸にあって安堵したのが正直なところです。

スタンプラリーの台紙を手に入れる条件が映画館のオリジナルドリンクを飲むこと。
円卓イメージの鮮やかなスパークリングブルーキュラソーを飲み干し、
狙っていたホテルレストランのメニューは昼間アフタヌーンティーなどで
満席となり入れなかったため、もう1点の獅子王チーズハンバーグを昼食に選びました。
単品だと3桁価格のメニューですが、ボリュームあって食べ応えあるハンバーグでした。

めあてのホテルレストラン提供ひよこ豆ファラフェルは上映後に食べました。
ディナー時間帯は価格がお高くなるから空くんですね。私よりラフな格好で
お酒飲みに来ているおじさんもいたので、そんな気取らなくても行ける場所でしたが、
上映前の時間帯にはピアノ連弾生演奏が開催されるなど、おもてなしはホテルのもの。
座る時だってちゃんと椅子引いてくれましたし。何よりお味が普通においしい。
ここ数か月で食べて一番おいしかったのも某ホテルの3500円ランチでしたし、
ホテルの食事は安心していけると再確認した次第でした。食べ方もランチョンマットで解説あり。

アーバンパークラインから新鎌ヶ谷乗り換えで新京成、という初めて使うルートで
出掛けたのですが、鎌ヶ谷って買い物できる店が結構ありそうで住みやすいのかなと感じたり、
新鮮な刺激もありました。新鎌ヶ谷駅にはアグラウェインのスタンプも置かれましたし!

そんな調子で、近場の映画館ではなく、千葉市まで遠征した甲斐は十二分にあったと
(京成のコラボが充実しててありがたかったという点で)満足したのですが、
肝心の映画は予告から気になっていた作画レベルのばらつきが目につき、
かつギフトやベディヴィエールの誓いなどが説明されず淡々と歩いて長距離移動する脚本で
これは3週で打ち切られそうだ…と思ってしまいました。悪い、とまでは言いませんが、
褒める点が見つからないというか。アーラシュは活躍シーンが多くファンには好評みたいですが。

原案のFGOゲーム1部6章は素晴らしく熱かったですし、舞台版はそれを3時間で
良く表現しきったと思うんですよ。今回、90分×2の前後編構成に踏み切ったのも
舞台版(それもゲーム通りのマスター立香視点ではなくベディ主人公で)が
うまくいったからなのが大きいらしくて。でも、満足感や感動は全然違います。
佐奈さんはじめキャストと、何より演出の福山桜子さんが頑張られたんですね。

素晴らしい材料で作られたごく平凡な料理(食べられなくはない)、という感じでしょうか。
奈須さんがテキスト書かれた入場特典は良かったので、円卓のターンがあると
再訪するモチベーションがアップするんですけど、アーラシュの番はあっても
円卓はないかもしれない…と獅子王の背中を描いた後編ビジュアルを見て思いました。

2020.12.6 wrote


やぶ |MailWeblog