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 2019年01月19日(土)   経験値 

寝落ちする前にこれだけは書いておきたい。
雑誌Hのインタビューで、「へし切長谷部について、僕は誰よりも分かっている自信がある」と
豪語している和田さんは、虚伝初演の頃、2.5次元の経験が少ないのもあって
キャラクター造りに苦戦し、誰よりも末満さんの助言を仰いでいたということを。
(和田さんが人に質問するのをいとわない性格なのもある)

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というわけで、ここからは1/20に追記!(開き直り)

少し前まで、塩釜で開催される福岡市博物館学芸員による黒田家旧蔵
松島屏風(伊達家から贈られたもの)講演に行きたいと思って下調べまで
始めてたんですけど、行けるわけがありませんでした。そう、1/19は
テニプリのベスフェス青学vs氷帝を最速抽選で当てていたのです。

会場はZepp Divercity Tokyo。お台場や豊洲に映画館はあるのに、
とうらぶは上映されてなくて、TCXの船橋の初回にも間に合わず、
結局、TOHO上野で見てから行きました。お台場、密かに気になっている
劇場版のめんたいぴりり(福岡では1週先行公開されていて上々の数字だったとか。
風の噂では訛りが凄いらしい)は上映しているのに…なんという…。

私が人生で唯一経験している座席の無いオールスタンディングLIVEは
Zepp Tokyoであったリョーマのライブ。この時はチケットに余裕があったんですけど、
今回はライビュが行われるぐらいには落選者がいたので、現地は2000人以上がすし詰め。
最速だったので整理番号800番前後で入れて、コインロッカーも余ってたし、
後ろから二列目とは言えバーを確保できました。最後尾埋まってるな、と思ったけど、
最後尾だけ一段高いから…という理由でしたね。結局ステージはあまり見えず。
サブディスプレイでもなく、メイン大画面で視覚情報はほぼ摂取となりました。

今までとは違う趣と告知されてましたが、矢継ぎ早にキャストが出てきて歌い、
(テニフェスはダンサーを添えて花にする演出が多かったですけど、
今回はアニメ風の映像がメインでキャストの動きは少な目だったかな)
トークは各校1回のみ、それも小野坂さんが大暴れして時間喰ったせいで
氷帝はほぼ挨拶のみという展開に。ある意味群れない氷帝にはお似合いかも。

今回はポリシーとして声優のキャラクター役としてのイベント出演には
否定的だと言われているうえだゆうじさんがテニフェスに初参加したのが
大注目ポイントで、ぶっちゃけ彼が何かした時の歓声が一番大きかったです。
うえださんもなんだかんだでCポーズやってくれたり、ジロー愛は見せてくれましたし。

そもそもうえださんが来たのは、テニフェス2016で諏訪部さんが氷帝キャスト
全員揃えたいと約束してしまったのが原因です。テニプリは小さな約束でも
叶えるものだというのが、原作者たる許斐先生のモットーですから。
氷帝キャストに呑みは無くても一応LINEグループはあるそうですが…。

うえださんを呼ぶことと、喜安さんに氷帝ジャージ(今回両校とも
テニプリ19年目にして初めての声優オーダーメイドで、各人微妙に
デザインが異なるそうです。跡部のはパッと見た感じ襟が他より大きく立ってる…?)を
着せること、この二つを実現させた諏訪部さんの調整はいかほどだったか…。

髪色をグレイに、センター分けで外はねという前週の朗読劇とは全く異なる
ヘアスタイルでステージに諏訪部さんが現れた時は息を呑みました。
歌う曲が最新のDISCOVERだったのは割と予想通りでしたが。
手塚のNever Surrenderは嬉しかったです。というか、BEST GAMESの映像に合わせて
ガチの氷帝コールが出来たのが何度かやった氷帝コールの中で一番嬉しかったです。

私にしては珍しく、イベント限定のペンライト買ったんですよ。
青・水色・赤・白の4色にしかならない、氷帝の校章型のペンライト。
終わってみれば使ったの2色だけだったんですが。テニラビも機種変時に
脱落してしまって、知らない曲も結構ありましたが、それでも氷帝全員
揃ったからと言ってバレキスを歌われた際はがっくりしながらも幸せでしたし、
やっぱり登場した学校曲の時は両校とも凄くテンション上がりました。
あとTATのデュエット曲「永遠」の時の二人の動きが、試合をなぞっていたのも!!

私もかなりいい歳ですが、テニプリの青学・氷帝キャストはもういい歳なんですよ。
喜安さんなんか、今じゃ俳優・声優として自分が演じるよりも
脚本家・演出家としての顔がメインになっていたり。
甲斐田さんも段取りが覚えられないから自分が所属してない方のユニットの
リハにも出た…と笑い話をしたり、キャストの今年の目標が健康関係になってしまったり。
19年経っても中学生を演じ続けるおじさま・おばさまキャストが集まるイベント。

でも、いいじゃないかって思いました。キャストも私も、いつまで経っても
戻れる原点があるっていうのは。私の魂は氷帝学園2年C組なんだなって。
あの氷帝9人+学プリ広瀬静+ダブプリ鏡見武蔵が私の大好きなグループなんだって。

キャラを守らないキャストも青学中心に見受けられる中、姿勢から動く範囲など
跡部様でいようとしてくれる諏訪部さん。トークで氷帝キャストを呼ぶ時も
「忍足」「向日」「日吉」「鳳」「萩之介」と徹底的に原作仕様。
青学が「純ちゃん」とか「成くん」とかキャストのあだ名で呼ぶのとは対照的。
動く範囲という意味では、ソロ曲で動かない鶴岡さんや木内さんもさすが。

最近のテニプリの展開には思うところも非常に多いのですが、
諏訪部さんが跡部部長を演じる限りは離れられないとも改めて感じられた
意義のあるイベントでした。ついていけないと感じても、やっぱり好きなんですよ。

学プリやダブプリの跡部様は、諏訪部さんに引きずられたアニプリの跡部様だなって
思うんです。原作やミュの跡部様は氷の王様だけど、アニプリの跡部様は
自らも努力を重ね、他者の努力も認められる度量や優しさを持っている人。

刀ステ/映画の長谷部が依り代の和田さんに引きずられた不器用さが魅力なのと
同じように、むしろ演者さんとのハイブリッドだからこそ好きなんだと、再確認しました。


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