Land of Riches


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 2018年08月24日(金)   頂上決戦 

アニメリメイクが発表され狂喜乱舞したジャンフェスのスーパーステージから
どれだけの時間が流れたでしょうか。ついにテニプリ頂上決戦・手塚vs跡部を
それも映画館での先行上映で見られる日がやってきました! しかも通勤経路にあるなんて!

上映作品とコラボした割高なポップコーン、最近では珍しくありませんが、
初めて買いました。他に買ってる客ほとんどいなくて少し恥ずかしかったですけど、
待ちに待っためでたい日ですから。上映前に急いでがっつきました!
本編46分なので、予告がめちゃくちゃ長かったんですけどね。
残念なのは松竹系だから、どう考えても東宝系のとうらぶ予告編は流れないこと。
いや、予告編まだ出来上がってないと思われますが、それでもそろそろ見たいじゃないですか。
(荒牧さんが先日、少し目にする機会があったらしい)

テニプリに遅れてハマった人間なので、アニメ本放送の映像はチラッと見た程度。
声優としてのキャリアが浅い当時の諏訪部さんが、それでも自ら申し出て
録り直しまでしたモノローグと、イメージ映像っぽい描写は記憶にあります。
テニミュでも見ました。あまり思い出したくはない要素も付随してしまいましたが…。

新テニアニメ準拠の、とても中学生に見えない大人びたキャラデザの両校部員。
ですが、試合はぶっ飛び非現実スポーツになってしまった現在のテニプリではなく、
まだスポーツものだった、諏訪部さんの表現を借りれば「初期テニプリ」らしい
淡々とラリーが続くものでした。ひたすら続くラリーに挟み込まれる心理描写。
青学の柱の継承、副部長との入学直後の約束(手塚自身は口数少ないので)。
そして、そんな手塚との全力プレーで悪役から抜け出す形になる跡部。
名試合と呼ばれる所以を原作漫画リスペクトで詰め込んだ(キービジュアルからして
そうなんですが、キャラが見せる静止画ショットが物凄く原作トレース多い)
想像以上に素敵なアニメリメイクでした。夢が叶うって、こんな感じなんですね。

そして、テニプリと20年近く向き合ってきた馴染みのキャスト陣による
名台詞(聞き覚えのある名言しかない!)の新録には、胸をガンガン揺さぶられました。
跡部のモノローグは血を吐くような感情的なものになってきて、これもありかと思ったり。
きっと、第2弾(宍戸・鳳)、第3弾(切原)も素敵な作品になるんでしょう。

最近のテニプリはサマーバレンタインといい、アニメイト店舗でのファンレター企画といい、
炎上案件となった原作者とのディナーといい、ごく一部の大金を使った人が還元を得る
ビジネスとしては間違ってないけれど露骨すぎて引いてしまう展開が多くて、
複雑な心境になることも多いんですけど、こんな素晴らしいBEST GAMESを見せられたら、
やっぱり卒業なんてできない、と諦観に達するしかないのでした。
青学vs氷帝のBEST FESTA、嬉々として申し込みました。もうスタンディング辛い歳なのに!
(芥川役のうえださんがフェスに来てくださるなんて、軽く事件の域)

諏訪部さんが携わって下さる限り、目を背けたくなる大暴走にはならないと信じたいです。

2018.8.26 wrote


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